沖縄県読谷(よみたん)村のビルに侵入し、男子中学生(13)を殴ったなどとして、嘉手納署は19日、米軍嘉手納基地所属の空軍兵(24)を住居侵入と傷害、器物損壊容疑で那覇地検に書類送検した。 発表によると、空軍兵は2日午前0時50~55分頃、ビル3階にある会社員宅に侵入。部屋で寝ていた中学生の顔を殴って1週間のけがを負わせ、テレビ1台(15万円相当)を膝蹴りで壊した疑い。 「酒に酔っていて、自宅に帰ったと思い込んでいた。中学生が侵入したと勘違いして殴った」と供述しているという。 この事件で県警は、米軍から全面的な捜査協力を得られたとして、身柄の引き渡しを求めなかった。空軍兵は同基地内で米軍の監視下に置かれており、今後は那覇地検が在宅のまま調べを進め、起訴するかどうかなど処分を決める。