今年の3月ごろ、そろそろコロナウイルス感染拡大が問題視されるようになってきて、「接触を避けよう!」というようなことがさかんにいわれるようになった。 わたくしなどは、「あの超満員の通勤電車を抛っておいて、そんなことをいっても全然意味がないだろう!」と思っていた。 ところが3月の末ごろだったか、政府が時差出勤とか在宅勤務の推奨を言い出した。 そして驚いたことに、わたくしが産業医を務める会社では、「4月から原則、全員、在宅勤務!」を宣言した。 本当に、4月になるとオフィスはガラガラになり、わたくしが利用している通勤電車も混雑が大幅に緩和し、ある時など、新宿駅で座れるという前代未聞のことまでがおきた(荻窪からお茶の水まで中央線で通勤しているが、そんなこと、中学生のときに信濃町までの電車通学を開始して以来、一度も経験したことがなかった。 今の若い方はご存知ないだろうが、昭和30年から40年ごろの高度
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