叙述トリック概論を読んで気になった点について書いておく。 この論考ではトリックを「隠すトリック/騙すトリック」に二大別し、叙述トリックは後者に該当すると主張されている。 例えば密室トリックやアリバイトリックの一部のように、どうやって実現したのかわからないという状況を生じるものは、真相を不明にするための“隠すトリック”といえます。これに対して、叙述トリックは真相が不明な状況を生じるのではなく、何らかの形で“偽の真相”が暗示される、“騙すトリック”となります。 【略】 前述の“隠すトリック”では多くの場合、トリックの存在が明かされることは致命的な問題とはいえません。【略】 これに対して“騙すトリック”では、トリックが仕掛けられていることが見えてしまうと、“偽の真相”が十分に機能しなくなる(それが“偽の真相”であることが見えてしまう)おそれがあります。【略】 それを回避するために、叙述トリックは
最近はてなの社内では新しい技術を勉強したり、フレームワークや言語を移し変えようかという話も出ていたりして活気が出てきています。技術者も10人を超えて、色々な考え方をする人同士が刺激を与え合いながら切磋琢磨していて素晴らしいなあと思います。そういう中で、僕が技術について思う事を少しまとめてみました。 アウトプットを出す 新しい技術を習得したり、時間を掛けて作り上げた結果は、何かのアウトプットとして出さなければほとんど意味がありません。知識や結果を自分の中に残すだけで終わるのは、それを活かしてサービスを作りたくさんの人が使えるようにする事に比べると驚くほどちっぽけな仕事です。 また、3日間で作り上げた素晴らしい仕組みをそのまま1週間寝かせてしまうのは、4日目に他の人が使えるようにしてから1週間を過ごすことに比べると随分見劣りしてしまいます。 当たり前ですが、どれだけ素晴らしい仕組みを作っても、
序 はてなブックマークはβサービス初期時から、やっぱり極々個人的に使用していて、これからもおそらくそうです。 ニュースサイト管理人的な、自分が選び抜いた情報の発信の楽しみや、weblogのコメント欄に変わる「ゆるコミュ」思考な新しい交流場所としての楽しみを感じていた時期もありましたが、元々そういう性格なのか、日に日に何千というブックマークをポストしているうちにそういうものも薄れてきてしまいました。ではどういう考えを持って「個人的に利用しているのか」というのを本稿では書いていこうと思います。 どういうもの(基準で)をブックマークしているのか b:id:laisoでは他のソーシャルブックマークユーザーからしてみれば、一日に大量の記事がブックマークされます。それはなぜかというと自分の関心があったものをすべてブックマークしているからです。「関心がある/なし」だけで判断しているので、当然ちゃんと読ん
まなめさんのところで面白いエントリを拝見したので(304 Not Modified: ソーシャルブックマークが個人ニュースサイトに与えた影響)、ちょうど良い機会かなということでボクがボクの個人ニュースサイト*1をやめた理由を書き留めておく。理由3つ。毎日更新がだるい(私が死んでも代わりはいるもの)やりたい事と求められてる事のズレに気づいた古いどれだけ更新の仕方に慣れてこようと、無意識的にこなせるほどにルーチンワーク化してしまおうとも、時間はとる。ニュースサイトである以上定期的に(基本毎日)更新しなければなのだが、そこで「もし自分が今日更新しなかったらどうなる?」と考えると、悲しいけどこれ実はそれほど読み手側は困らない。何しろニュースサイトは山ほどある。ブログにブロゴスフィアがあるように、ニュースサイトにもニュースサイト圏というか、コミュニティのようなものがある(卑下して「馴れ合い」とか言っ
低ITリテラシー者の口コミこそ信用できる、という最近の印象 最近、「無料ブログサービスを使うのも大変」程度のITスキルの友人が、mixiにコミュニティを立ち上げて情報交換を始めた。そこは当事者ならではの真剣さ、新しい共同体ならではの新鮮さに満ちていてとても雰囲気がよく、それなりに有効な情報のやりとりもされており、mixiが今でも持つ求心力と、「正直じいさん」の強さをあらためて見た気がした。 一方で最近、ある程度のネットリテラシーがある人の「口コミ」はなんか信用できない気がしてしまう。一定以上まで突き抜けた人のはまたアリなんだけど。ネットリテラシーの低い人たちがワイワイ話している中の口コミだけが、真に信用に値するもののように感じられる。アフィリエイトを使わずに本を絶賛してあると「これはホントに信じられそうだ」とか思っちゃう。口コミマーケティング疑心暗鬼病です。 どこの誰とも知れない人が書いた
はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました 以下のエントリの通り、今年末を目処にはてなグループを終了予定である旨をお知らせしておりました。 2019年末を目処に、はてなグループの提供を終了する予定です - はてなグループ日記 このたび、正式に終了日を決定いたしましたので、以下の通りご確認ください。 終了日: 2020年1月31日(金) エクスポート希望申請期限:2020年1月31日(金) 終了日以降は、はてなグループの閲覧および投稿は行えません。日記のエクスポートが必要な方は以下の記事にしたがって手続きをしてください。 はてなグループに投稿された日記データのエクスポートについて - はてなグループ日記 ご利用のみなさまにはご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。 2020-06-25 追記 はてなグループ日記のエクスポートデータは2020年2月28
はてな「あなたのツンデレ小説ベストは何ですか?」[参照]でいただいた回答のまとめ。はてな住民の皆さま、大変参考にさせていただきました、ありがとうございます。 1.春琴抄(谷崎潤一郎)の、春琴 2.ベルガリアード物語(デイヴィッド・エディングス)の、セ・ネドラ 3.涼宮ハルヒの憂鬱(谷川 流)の、ハルヒ 4.西の善き魔女(荻原規子)のフィリエル(♀)とルーン(♂) 5.きみとぼくの壊れた世界(西尾 維新)の、櫃内夜月 6.白痴(ドストエフスキー)の、ナスターシャ・フィリポヴナ 7.真紅のカーテン(ジュール・バルベー・ドールヴィイ)の、アルベルト 8.椿姫(デュマ・フィス)の、ヴィオレッタ 9.虞美人草(夏目漱石)の、藤尾 10.二進法の犬(花村萬月)の、倫子 わたしの記憶の最深部にいるツンデレは、モンスリー。未来少年コナンの全編とおしてキッツいのが、ラストの結婚式で頬染めて「バカねっ」とつぶ
彼氏の部屋にあったら許せるヲタ系の物ってなんでしょう? 自分の場合 <許せる> ・ガンプラ等のプラモデル系 ・ウルトラマン等特撮系のもの ・若かりし頃?に好きだったアイドルのレコードorCD1、2枚 <許せない> ・女性タレントのファンクラブの会員証や会報 ・女の子向けアニメのグッズ 男から女への意見もOKですw
世界から身を退くことは個人には害になるとは限りません. ・・・・・しかし一人撤退するごとに, 世界にとっては, ほとんどこれだと証明できるほどの損失が生じます. 失われるものとは, この個人とその同輩者たちとの間に形成されえたはずの, 特定の, 通常は代替不可能な<間>in-betweenなのです. (ハンナ・アーレント 阿部斉訳『暗い時代の人々』1986年 河出書房新社より)(本書より孫引きしました。) 公共性 (思考のフロンティア) 作者: 齋藤純一出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2000/05/19メディア: 単行本購入: 9人 クリック: 67回この商品を含むブログ (73件) を見る この本は、次の三つの意味で読む価値があるとおもう。 ① 「公共性」という、現在曖昧にもちいられ流通している概念について、その意味を整理し、自分なりにとらえなおすきっかけを与えてくれる。 ② 現
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