2024年7月22日、古舘伊知郎氏の新刊『伝えるための準備学』が、ひろのぶと株式会社から刊行されました。刊行を記念したイベントでは田中泰延氏と対談し、古舘式の「準備学」について、そして本には収まり切らなかったエピソードなどを語りました。本記事では、仕事における「準備」の重要について説きます。 前回の記事はこちら 武藤敬司氏引退試合の朗読について振り返る 古舘伊知郎氏(以下、古舘):みなさん、今日は暑いのに並んでくださって本当にありがとうございます。手を挙げているTシャツの方、はい。 質問者1:楽しく聞かせていただきました。 古舘:(Tシャツに)何て書いてあるんですか? 質問者1:「毒霧」と書いていまして、武藤敬司さんの……。 古舘:あぁ、毒霧か。(グレート・)ムタね。 質問者1:はい。質問にちょっと絡むんですが、2023年2月21日東京ドームで。 古舘:武藤の引退(試合)。 質問者1:生で