はじめに K3Tunnel(ケイサントンネル)というプログラミング学習サイトで公開されている「サンタさんの配達ルート」というプログラム例(全列挙、局所探索法)を、ゆるプログラマー視点で、じっくりゆっくり味わっていきます。 なお、全列挙して最適ルートを探すプログラムを組んだのは、1年前の自分、つまり「もはや他人」です。したがって、中の人としての自分が作ったコードを、個人としての自分(もはや他人)が味わっているという状況です。一方、局所探索法の方は、本当の他人が書いたコードであるため、この2つのプログラムは、だいぶ趣が異なっております。 「サンタさんの配達ルート」問題とは 前提となる世界観 北極の近くにいるサンタクロースは、毎年、世界中の子どもたちにプレゼントを届けています。 世界に子どもは、20億人近くいるのでひとりで届けることはできません。 実は、サンタエージェントと呼ばれる人たちが、子ど