タグ

ブックマーク / kasega.way-nifty.com (6)

  • 「過保護」という概念は安易に使われすぎていまいか?(再掲) - chitoseの雑記帳

    一般の皆様は驚かれるかもしれないが、心理の専門家の間で、「過保護」という概念が使われることは滅多にない。 そしてそれは「親に甘えている(甘やかしている)」という言い方を心理専門家が可能な限り排除するのと、実は共通の背景がある。「甘え」という概念が専門家と一般の皆様との間でどのくらいギャップがあるかは、すでにこの記事で詳しく論じた通りである。 wikipediaの「過保護」の項は、この点についての配慮が行き届いているが、敢えて私なりの言葉で定義すれば、「過保護」とは、次のような現象に関して限定的に用いられるべき概念であると私は考える。 「養育者が、子供の欲求や願望の充足と、不快や不安や困難の低減や除去を何より優先する形で養育活動を行うこと」 つまり、この場合、親は子供の完全な僕(しもべ)という位置に近い。 実は、このような、「純粋な過保護」というべき現象は、一般に思われているよりもはるかに少

    「過保護」という概念は安易に使われすぎていまいか?(再掲) - chitoseの雑記帳
    yuhka-uno
    yuhka-uno 2014/03/29
    "現実には、子供の方が親の気まぐれなまでのわがままな言動に必死にチューニングして、世代間逆転的な形で、親のメンタル面での安定を保とうと必死なまでに甲斐甲斐しく振舞ってきた"
  • 場の空気に「溶け込もう」とし過ぎるあまり、やりたくもないことをやらされる方向に追い込まれる人たち。: カウンセラーこういちろうの雑記帳

    カウンセラーこういちろうの雑記帳 福岡県久留米市在住のカウンセラー。フォーカシング技法のトレーナー。音楽、アニメ・実写映画歴史、社会問題全般など、越境ジャンル的に書いています。 Twitter @kasega1960 先日のカラオケの話の続きである。 自分でもカラオケで歌うこと自体を苦手と感じていて、カラオケの閉じられた空間で他のメンバーに気を使ってどう振舞うのかに神経をすり減らしている。そう した挙句、周囲から「お前も歌え!」と繰返し言われるハメになる それはまるで、カラオケの空間で他のメンバーに気を使った「おかげで」、苦手なカラオケを強制させられる事態を引きずり出したかのようにも見える。 同じような話はいくらでもあろう。 ほんとうはPTA活動とかでの他の生徒の親との付き合いなんて煩わしい、逃げたいと感じていながらも、集まりの場の中で、なぜか周囲には、「進んで参加している」「場を盛り立

    yuhka-uno
    yuhka-uno 2011/09/17
    "自分が無理して頑張ってやっていることを、周囲に、まるで平然と普通に、それどころか喜んで積極的かつ器用に、易々とやり遂げているかのように思い込まれやすい佇(たたず)まい(presence)の人"
  • 周囲の人は双極性障害2型の人の「気遣い」にどれだけ助けられているかに気がつかない・・・・内海健 著「うつ病新時代 -双極性II型障害という病-」 書評 (第2回): カウンセラーこう

    周囲の人は双極性障害2型の人の「気遣い」にどれだけ助けられているかに気がつかない・・・・内海健 著「うつ病新時代 -双極性II型障害という病-」 書評 (第2回) さて、内海健先生の「うつ病新時代」への書評、前回に続く第2弾ですが・・・ 今回の内容は、もっぱら、書の第6章、「同調性の苦悩」の内容からのご紹介です。 **** スイスのオイゲン・ブロイラーという精神病理学者(精神分裂病=統合失調症という疾病概念の提唱者。フロイトの初期の擁護者としても著名)が、統合失調症の人と躁うつ病(単なるううつ病ではありません)の人の病前性格を比較するために、前者を「分裂性性格」、後者を「同調性格」としてとらえることを提唱しました。 ここでいう躁うつ病の病前性格としての「同調性」というのは、世間一般で言う「協調性」ということと一見似ていますが、実はもう少し厳密な定義がなされています(このへんがあいまいなま

    yuhka-uno
    yuhka-uno 2011/09/16
    "こうした特性は、彼女らが生まれ育った家族での関係が反映されている。彼女らは、おしなべて甘えべたである。親に甘えるというよりは、むしろ親が彼女らに甘えてきた、と言った方が適切である。"
  • 「甘え」と「KY」  -土居健郎先生ご逝去に寄せて-: カウンセラーこういちろうの雑記帳

    中堅開業臨床心理士が、フォーカシングとカウンセリングと浜崎あゆみと中島みゆきとiPod中心の雑感を徒然なるままに綴る ●土居健郎さんが死去=「甘え」の概念提唱(時事ドットコム) ========引用はじめ======= 日人の心理を説明する「甘え」の概念を提唱し、さまざまな分野に影響を与えた精神医学博士の土居健郎(どい・たけお)さんが5日午後3時27分、老衰のため死去した。89歳だった。東京都出身。葬儀は親族のみで行い、後日お別れの会を開く予定。喪主は長男望(のぞむ)さん。 東大医学部卒。米メニンガー精神医学校に留学し、日米の人間の行動様式や心理状況の違いに着目した。帰国後は東大教授や国際基督教大教授、国立精神衛生研究所所長を歴任した。 1971年に発表した「『甘え』の構造」は国内で140万部を超えるベストセラーとなり、数カ国語に翻訳された。日人特有の「甘え」をキー概念として精神

    yuhka-uno
    yuhka-uno 2011/02/06
    "気配を察して、場の空気に反しない言動を取るように」子供時代から言外の圧力で求められ続け~規範を平然と踏み越えていくかに見える人たちに遭遇すると、むかついて、押さえ込みたくなる"
  • 胸がすく思いの名著!! ・・・・内海健 著「うつ病新時代 -双極性II型障害という病-」 書評 (第1回) [第2版]: カウンセラーこういちろうの雑記帳

    中堅開業臨床心理士が、フォーカシングとカウンセリングと浜崎あゆみと中島みゆきとiPod中心の雑感を徒然なるままに綴る すでにこちらの記事で購入予告していましたが、昨晩届きました。 まだ3分の2読んだ段階ですが(・・・・すでにそこまで読んだというべきか?・・・・真ん中のあたりの章がまだ残っています)、書評第1弾をともかく書き出してしまう気になりました!! 内海健/うつ病新時代 -双極2型障害という病- このは、単に、DSMという診断基準が指し示す、狭い意味での「双極性2型」障害についての著作などでは決してない。  恐らく、通常のうつ状態と診断されている患者さんたちの多くが読んでも、深く共感する内容に満ち溢れているはずだ。  実はその点にこそ、この著作の只ならぬ奥の深さがあるのである。  このほど、「胸がすく」思いで読んでいる、現代日の気分障害全般について書かれた著作はありません(き

    yuhka-uno
    yuhka-uno 2010/07/22
    メランコリー親和型は「良い人」扱いなのに比べて、ディスチミア親和型とかは「近頃の若者は…」的なノリな件について。メランコリー親和型が子供に見せる顔には、「世間様」には見せない暗黒面があると思うよ…
  • 「過保護」という概念は安易に使われすぎていまいか?: 久留米フォーカシング・カウンセリングルーム

    あなたの「街のカウンセラー」をめざしています。 TEL & FAX 0942 48-8797 email:kurumefocusing@live.jp これは、前の記事に続き、この後に予定している記事への伏線になる内容なのだが、そちらの記事でこのことまで一気に論じると長大化し過ぎるし、独立したトピックとして敢えて立ててみても大いに意味がありそうなので、こうして「先行掲載」する道を選んだ。 一般の皆様は驚かれるかもしれないが、心理の専門家の間で、「過保護」という概念が使われることは滅多にない。 そしてそれは「親に甘えている(甘やかしている)」という言い方を心理専門家が可能な限り排除するのと、実は共通の背景がある。「甘え」という概念が専門家と一般の皆様との間でどのくらいギャップがあるかは、すでにこの記事で詳しく論じた通りである。 wikipediaの「過保護」の項は、この点についての配慮が行

    yuhka-uno
    yuhka-uno 2010/07/21
    "つまり「親子間の葛藤がない」かに見えるのは、子供の側から、必死になって「平和を支えてきた」からこそというべきケースが多いように思える。"
  • 1