「自殺直前日記」は、繊細すぎるあまり統合失調症を患い、投身自殺によって24歳で命を経った山田が、自殺の直前まで綴っていた日記を書籍化したもの。1996年に太田出版より発売されベストセラーとなった。「改」では、前書で編集上の都合でカットされた100カ所あまりの文章を加え再編集。また責任編集の赤田祐一氏と、山田の実妹で青林工藝舎に勤務する高市真紀氏による書き下ろし原稿も収録されている。 刊行を記念し、展覧会やトークイベントも開催。3月5日からは渋谷アップリンクギャラリーにて「山田花子日記展」が行われ、「自殺直前日記 改」の原本となる山田の日記を初公開する。ノートにびっしりと書き込まれた殴り書きの肉筆を見る貴重な機会だ。また3月8日には渋谷アップリンクファクトリーにて、トークライブ「いまなぜ山田花子なのか」を実施。ゲストとして山田が生前ファンだったという根本敬と山崎春美を迎え、映像を交えながら思