(Bloomberg) -- 収入低迷に悩む映画館のために、米ネットフリックスの創業に関わったミッチ・ロウ氏はなんとも大胆な手を打った。月当たり映画鑑賞1回分程度の値段で、毎日1本の映画を映画館で見ることができるようになる。 ロウ氏率いる新興企業ムービーパスは、映画館で映画鑑賞できる社名と同じ定額パスを提供しており、そのパスの大幅値下げを15日に発表した。新料金は月額9.95ドル(約1100円)。3D作品やIMAXシアターは対象外となるが、デビットカードを受け入れる米国内の映画館ならどこでも1日1本の映画を毎日楽しむことが可能だ。 映画館側への支払いはムービーパス社が行う。負担が増える同社は同日、株式の過半数をニューヨークに本社を置くデータ会社ヒリオス・アンド・マセソン・アナリティクスに売却して資金を集めた。両社は金銭面での条件についてはコメントを控えたものの、ムービーパス社が来年3月まで