【7月11日 AFP】ウクライナ北部チェルニヒウ(Chernigiv)州で週末、爆撃で破壊された建物に大勢の若者が集まった。周囲にはクラブミュージックが鳴り響く。 これは普通のパーティーではない。がれきを撤去する復興支援ボランティアの一環だ。クラブのパーティーに行くような格好をした若者が列をつくり、音楽に合わせて破壊された建物のれんがをバケツリレーしていく。 DJのドミトロ・トロフィメンコさん(31)は、これが若者なりの支援の一例だと話した。 「Repair Together(共に復興を)」と呼ばれるボランティアの取り組みが始まったのは昨年。数週間にわたってロシア軍の支配下に置かれるか、戦闘の最前線になっていたチェルニヒウ州各地で実施されてきた。 主催者の一人、ボグダン・ビエリャイエフさん(29)は「地元当局と連絡を取り合い、解体が必要な建物や住所のリストをもらっている」と説明した。 がれ