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ブックマーク / chikuwablog.cocolog-nifty.com (2)

  • 米本和広「カルトの子 心を盗まれた家族」文芸春秋 - ちくわぶ

    親がカルトに嵌った家庭の子供に焦点をあてたドキュメント。宗教を扱ったは多々あれど、子供を扱ったは少ない。どころか、私はこれ以外知らない。もしあれば是非教えて欲しい。このテーマを選んだ著者のセンスはズバ抜けている。「センスで選んだんじゃねーよ」と著者は言うかもしれないが。 とにかく怖い。下手なホラーより、遥かに怖い。小説ならいいのに、と思いつつ読んだ。ドキュメントなんだ、悲しいことに。正義感が強く行動力に溢れた人、敏感で落ち込みやすい人、共感能力豊かで人の痛みを自分の事のように感じる人には勧めない。こんな現実が今の日に存在する事に耐えられないだろう。 扱う集団はオウム・エホバ・統一教会・ヤマギシ会、最後に少しだけライフスペース。質・量ともにヤマギシ会が最も充実している。いや充実して欲しくないんだけどね。それだけ多くの子供たちが深く苦しんでるって事だから。著者はどんな顔をして取材したんだ

    米本和広「カルトの子 心を盗まれた家族」文芸春秋 - ちくわぶ
    yuiseki
    yuiseki 2013/06/01
  • アーノルド・パーシー「世界文明における技術の千年史 生存の技術との対話に向けて」新評論 林武監訳 東玲子訳 - ちくわぶ

    語版への序文より 書の目的の第一は、重要な意味を持つ技術は世界のあらゆる地域で発達してきたことを示す点にある。これはいわゆる「西欧」技術がただヨーロッパでのみ創造されたとする幻想を明らかにして、アメリカやヨーロッパの技術革新が技術の真空地帯である非西欧世界に無修正で「移転」されるべきだとする状況認識に反撃を加えるものである。(略) また、第二の目的は、(略)長い間絶え間なく続いてきた技術移転の全過程は、受け取り側の反応によって生まれる発明、改良、応用、逆方向への技術移転が不断に続いてきた結果であり、それはまさに時代を貫く「対話」として特徴づけられる過程であったことに留意すべきである、ということにある。 様々な分野の技術の発生と移転と発展の歴史を、豊富な具体例で、先に引用した二つの主題を繰り返し主張している。引用している分野は、土木や灌漑を含む農業・製鉄を中心とした冶金・水車から内燃機

    アーノルド・パーシー「世界文明における技術の千年史 生存の技術との対話に向けて」新評論 林武監訳 東玲子訳 - ちくわぶ
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