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ブックマーク / www.s.u-tokyo.ac.jp (11)

  • Press Releases - 東京大学 大学院理学系研究科・理学部

    戸谷 友則(天文学専攻 教授) 発表のポイント 宇宙の中で非生物的な現象から生命が誕生したことについて、これまでで最も現実的なシナリオを見いだしました。 生命科学と宇宙論という、これまでほとんど結びつきがなかった二分野を組み合わせ、インフレーション宇宙という広大なスケールで、生物的活性をもつRNAが非生物的に誕生する確率を初めて計算しました。 宇宙は十分に広く、生命は非生物的な過程から自然に発生しうることを示しました。一方、このシナリオが正しければ、地球外生命を我々が将来発見する確率は、極めて低いと予想されます。 発表概要 生命が存在しない状態から、どのように生命が発生したのでしょうか。自己複製できる高度な遺伝情報を持った生命体が、非生物的でランダムな反応から偶然生じる確率はあまりにも小さいと考えられてきました。しかし最新の宇宙論によれば、宇宙は我々が観測可能な距離(138億光年)のはるか

    Press Releases - 東京大学 大学院理学系研究科・理学部
    yuiseki
    yuiseki 2020/02/04
  • 体内時計を駆動する日周性酵素反応を発見 - プレスリリース - 東京大学 大学院理学系研究科・理学部

    概要 全身の細胞で時を刻む体内時計は、さまざま生理機能が最適な時刻に働くベースとなる。現代社会のライフスタイルによる体内時計の乱れは、生活習慣病、癌等のさまざまな疾患の増加の一因となっている。体内時計は、いくつかの時計タンパク質で構成される中核ループと、複数の調節ループが互いに歯車(ギア)として巧みに噛み合って、1日周期で作動している。今回、東邦大学医学部の田丸輝也講師、東京大学大学院理学系研究科の小澤岳昌教授らは、体内分子時計の複数の歯車を連動させるクリティカルな歯車(調節ループ)として、CK2という酵素による時計タンパク質BMAL1の日周性リン酸化反応のプロセスを、光を利用したリアルタイム測定などで捉え、日周性酵素反応の振動メカニズムを解明した。この振動には、時計タンパク質CRY(クリプトクローム)による酵素活性の抑制が重要な役割を果たしていた。 成果は日周性酵素反応を標的とする新た

    体内時計を駆動する日周性酵素反応を発見 - プレスリリース - 東京大学 大学院理学系研究科・理学部
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    yuiseki 2015/11/16
  • 世界最高速の連写カメラ ~ 1兆分の1秒以下の超高速で複雑な動的現象の可視化を実現 ~ - プレスリリース - 東京大学 大学院理学系研究科・理学部

    発表者 中川桂一(東京大学大学院理学系研究科/日学術振興会特別研究員PD) 佐久間一郎(東京大学大学院工学系研究科精密工学専攻 教授) 神成文彦(慶應義塾大学理工学部電子工学科 教授) 合田圭介(東京大学大学院理学系研究科化学専攻 教授) 発表のポイント 光を時間的・空間的に制御することで動画を撮影するという、既存の高速度カメラとは異なる動作原理に基づく超高速撮影システムを開発 4.37兆分の1秒毎に画像を撮影する速度(フレームレート)にて、超高速な現象を一度の撮影で連続的に取得することに成功 従来手法では観察することができなかった、ナノ秒以下の超高速複雑ダイナミクスという新しい分野を切り拓く強力なツールとして期待 発表概要 科学において高速撮影は動的現象を研究する極めて有用な手法です。しかしながら、既存の高速度カメラは機械的・電気的動作の限界から撮影速度がナノ秒に制限されており、ピコ秒

    世界最高速の連写カメラ ~ 1兆分の1秒以下の超高速で複雑な動的現象の可視化を実現 ~ - プレスリリース - 東京大学 大学院理学系研究科・理学部
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    yuiseki 2014/08/20
  • 機能未知のGnRH2ペプチドニューロンから初めての電気活動を記録 - プレスリリース - 東京大学 大学院理学系研究科・理学部

  • 福島県内における大規模な内部被ばく調査の結果 - プレスリリース - 東京大学 大学院理学系研究科・理学部

    発表のポイント 福島県内でホールボディーカウンター(以下WBC(注1))を用いて三万人以上の体内セシウム量を測定し、チェルノブイリ事故で得られた知見に基づく予想よりも、内部被ばくが遙かに低いことを明らかにした。 特に、2012年秋に三春町の小中学生全員を測定したところ、検出限界を超えた児童生徒は皆無であった。サンプリングバイアス(注2)が無い測定により福島の内部被ばくが低いことが示されたのは、これが初めてである。 現在の福島県内の日常生活において、品からの慢性的な放射性セシウム摂取が非常に低く抑えられていることが示された。 発表概要 東京大学大学院理学系研究科物理学専攻教授 早野龍五らのグループは、福島第一原発事故後7-20ヶ月間に、福島県平田村のひらた中央病院に設置されたWBCを用いて、32,811人の内部被ばく調査を行った。その結果、福島県内の放射性セシウムによる土壌汚染度にチェルノ

  • アインシュタインは修正されるか? - プレスリリース - 東京大学 大学院理学系研究科・理学部

    発表者 橋隼人(東京大学大学院理学系研究科 物理学専攻 博士課程3年) アレクセイA. スタロビンスキー(東京大学大学院理学系研究科附属ビッグバン宇宙国際研究センター 客員教授) 横山順一(東京大学大学院理学系研究科附属ビッグバン宇宙国際研究センター 教授) 発表のポイント どのような成果を出したのか 有質量の第4世代ニュートリノがあると、アインシュタインの一般相対性理論に基づく宇宙モデルは観測的に棄却される一方、修正重力理論は観測と整合的に宇宙の加速膨張を説明できることを示した。 新規性(何が新しいのか) 近年実験的に示唆されている質量の第4世代の新しいニュートリノが存在する前提で観測データを再解析したところ、アインシュタインの一般相対性理論に基づく標準宇宙モデルが否定され得ることを発見。 社会的意義/将来の展望 ニュートリノ振動実験により第4世代ニュートリノが発見され、その質量が近年

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    yuiseki 2013/03/06
  • プログラム意味論 - 理学のキーワード - 東京大学 大学院理学系研究科・理学部

    プログラムを書いたら,とりあえず手頃な入力に対して結果が期待通りか確かめるだろう。これをプログラムのテストとよぶ。 しかし人命がかかっているような場合には,テストよりも気合の入った品質保証をしたくなる(試した以外の入力についてはどうなの?)。この気合を突き詰めたのが,プログラムの正しさに対する数学的証明である(プログラム検証とよぶ)。ともかく目標は,プログラムの正しさの証明を,あたかも幾何学の証明のように,与えることである。 プログラムを数学的議論の土俵に乗せてやるためには,プログラムの実行過程・実行結果・振る舞いを,数学的に扱える形で表現してやる必要がある。これがプログラムの意味論(セマンティクス)である。つまり,「このプログラムの意味は何か?」を論じる営みだ。 当に現実に沿うならば,プログラムの振る舞い・意味は「実行時のiMac内部の電圧変化」だ。しかしこれでは複雑すぎて手に負えない

  • 新しい二次元トポロジカル絶縁体の発見 - プレスリリース - 東京大学 大学院理学系研究科・理学部

    発表者 平原 徹(東京大学大学院理学系研究科物理学専攻 助教) 長谷川 修司(東京大学大学院理学系研究科物理学専攻 教授) 木村 真一(分子科学研究所  准教授) 発表概要 東京大学大学院理学系研究科の平原徹助教と長谷川修司教授、分子科学研究所の木村真一准教授は、ドイツユーリッヒ研究所と共同で、二次元トポロジカル絶縁体であると理論的に予言されていたバイレイヤー(2原子層)ビスマスの実験的作成に世界で初めて成功しました。 今回の発見により原子1、2層の厚さのナノデバイスや低消費電力スピンデバイス、次世代の量子コンピューター開発の研究が大きく進展するものと期待できます。 発表内容 1. これまでの研究でわかっていた点 近年、金属・半導体・絶縁体・超伝導体といった従来の固体の分類の枠に収まらないトポロジカル絶縁体(注1)(図1)という物質が注目を集めています。 普通の絶縁体は電圧をかけても電流が

  • 小柴特別栄誉教授から理学を目指す若者たちへ(1/2) - 東京大学理学部2006-2007 - 東京大学 大学院理学系研究科・理学部

    学部生のうちに海外の大学を訪問し国際交流を行う機会を提供する。そのため、学部として大胆な予算措置を取り、全面的に学生をサポートする。期待されるのは、参加した学生と共に訪問先の学生にも相互に影響しあえるような成果である。

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    yuiseki 2011/01/17
  • コミュニケーションの基本は相手が知っていることを考慮することだ - 科学英語を考える - 東京大学 大学院理学系研究科・理学部

    この間、東京の新宿界隈を歩いていたら、知らない人に英語で話しかけられた。彼はアジア系の外国人のようで、私に次の質問をした。 Can you help me? I'm looking for the department store. (助けていただけますか。デパートを探しているのです) 私は最初、どう返事をすればいいかわからなかった。20年以上日に住んでいて、新宿の周辺もよく知っているが、その簡単な質問にすぐに答えられなかった。理由は the だ。 the は、英語でもっとも使用頻度が高い、意味がもっとも深い単語である。それにもかかわらず、日人など、英語を母国語としない人にとっては、もっとも使いにくい英単語だと思う。私が新宿で混乱したのは、出会った人が英語のネイティブではなく、彼の the の使用が間違っていたからだ。 the department store の the で何が間違っ

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    yuiseki 2008/01/27
  • 2018年 プレスリリース - 東京大学 大学院理学系研究科・理学部

    12/22 粘土鉱物の摩擦の起源を原子スケールから解明 12/17 赤外線天文衛星「あかり」、小惑星に水を発見 12/17 第二の地球を発見するための新しい多色同時撮像カメラMuSCAT2が完成 12/12 結晶質岩(花崗岩)内の割れ目評価のための新知見 12/01 世界最古の水稲栽培文明を滅ぼした急激な寒冷化イベント 11/30 超巨大ブラックホールを取り巻くドーナツ構造の正体を暴く 11/23 メチルは端だが役に立つ? 11/22 高圧下における水素結合の対称化の直接観察に成功 11/09 受精時にホヤ精子が誘引物質を受容する機構を解明 10/29 長すぎるアルコールが生物に作用しない原因を解明 10/25 光を巧みに操ることで新しい分子分光法の開発に成功 10/22 カーボンナノチューブの新展開:水中で働く不斉触媒の高機能化を実現 10/12 潮の満ち引きと気候を繋ぐメカニズムをシミ

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    yuiseki 2008/01/21
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