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ブックマーク / zerobase.medium.com (3)

  • あるソフトウェア工学者の失敗 日本の IT は何故弱いか(林晋 京都大学文学研究科)

    感動的な名文。数学研究からソフトウェアの形式的検証を経てUMLやアジャイルへ。そして社会学へ。ソフトウェアを数学の問題と考える立場から、人間の問題、そして社会の問題と考えるようになるまでの歩み。それは筆者自身が研究者、そして教育者として挫折し続けてきた道のりでもあった。日ソフトウェア史を自分史に重ねる語りは、最後にあまりにも巨大な問題への絶望と、わずかな希望によって締めくくられる。自身の数十年のキャリアをあえて「失敗」として語るその自分語りは、気高く感動的ですらある。 あるソフトウェア工学者の失敗 日IT は何故弱いか(林晋 京都大学文学研究科) (2015?)

    yuiseki
    yuiseki 2017/09/03
  • 日本人の低すぎる生産性と、IT打ち壊し百姓一揆

    生産性の低すぎる日社会デービッド・アトキンソン著『新・所得倍増論』を読んだ。日社会は世界トップクラスの質の労働者を抱えながら、「一人当たりGDP」や「時間当たり生産性」 において極めて低い水準にあるという。その結果、先進国で最も貧しい国になっている。(いずれもデータに基づく議論なので、関心のある人はを読んで確認してほしい。) そのような現状分析からの政策提言として、「政府がGPIF(公的年金ファンド)を通じて上場企業に『時価総額を上げろ』というプレッシャーをかけるべきだ」と書かれている。 曰く、日の上場企業経営者は、国際水準ではまったくの無能であり、利益を出せていない(「3時に閉まる銀行」という例が何度も登場する)、無能な経営者を交代させることでしか生産性の向上はない、女性の活躍もないという論旨だ。 同様の提言は他の識者からもなされている。藤野英人著『ヤンキーの虎』では「5年平均で

  • 「LGBT差別を許容したい」という文章への批判

    株式会社レアジョブ会長の加藤智久氏による「LGBT差別を許容したい」という文章について。内面→言動→影響のプロセスが区別されていないし、構造的暴力といった観点もないし論外です。「文章が下手なだけなのかな」といった好意的な解釈をする気もありません。はてなブックマークでも多数の問題点が指摘されてます。 とくに問題なのは「差別を許容する」という言葉において「差別的思想」と「差別的言動」の区別がついていないようにしか読めないところです。「差別的思想の禁止」と「差別的言動の禁止」はまったく異なります。 人間の内面は何人(なんぴと)たりとも犯してはならない「聖域」とされており、これは近代憲法で基的な人権として保障されています。考えるだけならば、何を考えようが自由です。しかしその考え(思想)を言動として表出することには「社会的に許される限度」があります。その限度を超える言動は法によって規制されることが

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