国際世論調査の結果、西側では「犠牲を払っても全ウクライナが解放されるべき」という回答が多かった。しかし、「犠牲を減らすためできるだけ早く停戦するべき」という回答との差は決して大きくなく、西側内部の意見の分裂が明らかになった。さらに、なぜウクライナを支援するかの理由についても、西側のなかで見方は分かれている。 ウクライナ戦争にどんな決着をつけるべきか。これに関する意見の分断は、西側のなかでも広がっている。 国際世論調査の結果 EUのシンクタンク、欧州外交評議会(ECFR)は2月22日、ウクライナ戦争に関する国際世論調査の結果を発表した。これは複数の民間の調査会社(Datapraxis、Gallup、Norstat、YouGov)による調査の結果をECFRがまとめたものだ。 その結果、ウクライナ戦争をどのように終わらせるかについて、温度差が改めて浮き彫りになった。 上の表で示したように、西側で
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