マツダは28日の東京モーターショー内覧会で、2012年以来途絶えていた同社の代名詞「ロータリーエンジン」(RE)の復活を発表した。2ドアスポーツカーの試作車「RX―VISION(ビジョン)」に搭載し、近い将来の市販を念頭に改良を続けるという。 REは、三角おむすび型のローターの回転で駆動輪の動力を生む仕組み。同社が世界で初めて1967年に市販に踏み切った。今回は、燃費の悪さや経営合理化を理由に生産終了した4ドアクーペ「RX―8」以来の復活となる。アクセラやデミオなど販売好調な量販車種に用いられ、低燃費と軽快な乗り味を両立する技術「スカイアクティブ」の応用により弱点の克服を目指すという。 小飼雅道社長はこの日の発表会で、「さまざまな苦難のあったロータリー車が、もう一度受け入れられる日が来る」と話した。 この新型REは、RX―VISIONをベースとした次期型「RX―7」に搭載され、復活する見込