ブックマーク / book.asahi.com (6)

  • 『少年の「問題」/「問題」の少年』書評 対話で見いだす 解決への道筋|好書好日

    少年の「問題」/「問題」の少年 逸脱する少年が幸せになるということ 著者:松嶋 秀明 出版社:新曜社 ジャンル:社会・時事 少年の「問題」/「問題」の少年 逸脱する少年が幸せになるということ [著]松嶋秀明 「問題」を起こす少年がいた場合、その子の性格や成育歴に原因を見いだそうとすることが多いだろう。しかし、書の立場はそうではない。その少年に対して「問題だ」という意味を読み取っている側に書は注目する。そして、「問題」が少年自身ではなく周囲からの意味づけ、すなわち「物語」である限り、それは人にとってより幸せな結果をもたらすものへと書き換えることができるはずだ。著者はそうした観点から、主に中学校の教員たちの生徒への対し方や語りを、観察とインタビューに基づいて描き出す。 濃厚に浮かび上がるのは、生徒と向き合う教師たちの苦悩である。生徒指導に向いていないのではないかと悩むミツオ先生、生徒の気

    『少年の「問題」/「問題」の少年』書評 対話で見いだす 解決への道筋|好書好日
    yujin_kyoto
    yujin_kyoto 2020/09/12
    「コウヘイ」と「受験」の間にはクラスのみんなとの関係が挟まってる
  • コラム別に読む : 数学者の愛し方 - 尾関章 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

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    yujin_kyoto 2017/01/08
    “深谷賢治”
  • 「哲学を回避するアメリカ知識人」書評 エマソンを源流に創造的民主主義へ|好書好日

    哲学を回避するアメリカ知識人 プラグマティズムの系譜 (ポイエーシス叢書) 著者:コーネル・ウェスト 出版社:未來社 ジャンル:哲学・思想・宗教・心理 哲学を回避するアメリカ知識人—プラグマティズムの系譜 [著]コーネル・ウェスト 著者ウェストは、ハーバード大学、プリンストン大学などで哲学・文学を教え、教会牧師であるとともに、政治的活動家であり、ラップも行う、黒人の「有機的知識人」である。書の表題は、やや誤解を与える恐れがあるが、実は、認識論を中心にした近代ヨーロッパの「哲学」を回避して、文化批評や社会的活動に向かうアメリカ土着の哲学、つまり、プラグマティズムを意味している。 著者はその源流をエマソンに見いだしている。事実、エマソンの「アメリカの学者」という講演は、そのことを明確に告げている。彼は思想的原理を、ヨーロッパの書物(哲学)ではなく、フロンティアに向かう日常の活動や内面に求めた

    「哲学を回避するアメリカ知識人」書評 エマソンを源流に創造的民主主義へ|好書好日
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    yujin_kyoto 2014/12/01
    あら面白そう。でもお値段が…
  • 『戦争に隠された「震度7」』書評 教訓の継承阻む報道規制|好書好日

    戦争に隠された「震度7」 1944東南海地震・1945三河地震 著者:木村 玲欧 出版社:吉川弘文館 ジャンル:社会・時事・政治・行政 戦争に隠された「震度7」―1944東南海地震・1945三河地震 [著]木村玲欧 1944年の東南海地震、45年の三河地震。いずれも震度7相当の大きな揺れに襲われ、津波も発生し、多くの犠牲者を出した大災害だ。戦時下の日。物資が少ない中での支援・復旧は容易ではなかった。だが、さらなる問題が被災地を襲う。この二つの災害は、政府及び報道機関によって「隠された」のだ。 死者・行方不明者がそれぞれ千人を超える大災害。だがいずれの場合も、翌日の新聞では「被害微小」と、事実と異なる報道がなされた。政府も報道機関も、被害状況は把握していた。にもかかわらず、戦力低下が国民や外国に知られることを恐れ、検閲の徹底を優先したのだ。 事前検閲が励行され、被害に関する数値は留保された

    『戦争に隠された「震度7」』書評 教訓の継承阻む報道規制|好書好日
  • コラム別に読む : 東京ドリーム Coccoさん - 中村真理子 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    ■歌う時に自分の感情などない 彼女の歌は魂の叫びだと思っていた。それがこので一変した。 沖縄生まれのシンガー・ソングライター。1997年にデビュー、「強く儚(はかな)い者たち」がヒットした。詞には感情があふれる。なのに、「感情的な歌を歌うとされる身で元も子もないけれど、正直、歌う時に自分の感情などない」とつづる。 歌についての質問にはいつもうまく答えられない。と同じ名の新曲を出したが、「この歌は何なんだろうなーと思いながらエッセーを書いてました。でもわからない」。 歌は「空から降ってきて自分を通ってストーンと出ていく。今のは何だったんでしょう、という感じ」。でも、文章だったらコントロールできる。「そのまんまを書いている。私の行動は面白いと思うよ」 裸足の歌姫も、えとを3度めぐるうちに五下を手放せなくなった。パソコンは嫌い。「ぶん投げて全壊」「火花が散ってボンッ」となってさよなら。

    コラム別に読む : 東京ドリーム Coccoさん - 中村真理子 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
    yujin_kyoto
    yujin_kyoto 2013/11/15
    昔ライヴ行って、あーこの人イタコだなと思ったけど、やっぱりそうなんだな。
  • 「猿まわし 被差別の民俗学」書評 あがめられ差別された祈る人々|好書好日

    猿まわし 被差別の民俗学 [著]筒井功 人と猿の関係を解く書物は今までにもあった。猿とは何かを民俗学的に解説する書物も存在する。むろん、芸能民としての猿まわしや猿引きについても、民俗芸能のテーマとして、あるいは差別の問題として書かれてきた。 書がそれらと何が異なるかというと、一つは猿まわしが担ってきた「隠密」、つまりスパイとしての役割をはっきり書いたことである。そしてもうひとつは、猿まわしが牛馬の祈祷(きとう)に特化したシャーマンであったことを、明らかにしたことである。 江戸時代の浅草には、弾左衛門(だんざえもん)屋敷を中心とする特別な町があった。ここには死牛馬の皮を扱う職人を中心に、木綿を売る店、質屋、湯屋、髪結い、公事宿(くじやど)などがあり、猿飼の家も十数軒あったという。 しかしそれは猿が芸を見せてお金をもらう芸人とは異なる役割をもっていた。将軍家、御三家、旗、大名屋敷などに出向

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