ブックマーク / non-rolling-dig.hatenadiary.jp (5)

  • 『羊と鋼の森』を読んだ。 - 虚無回転レシーブ

    『羊と鋼の森』を読んだ。 羊と鋼の森posted with amazlet at 17.04.17宮下 奈都 文藝春秋 売り上げランキング: 1,192 Amazon.co.jpで詳細を見る ピアノの調律師の青年が主人公の小説であった。彼が調律師として、そして人として成長する姿が描かれている。2016年屋大賞第1位だったらしい。確かに読み出すと止まらずに一気に読んでしまった。調律師としての側面がやはり最も面白いのだが、それ以外にも弟との「和解」の場面、また主人公が調律を担当する家の双子の姉妹の「決断」の場面なども読み応えがある。 ただ、あえて難癖をつけるとすれば、なんというか「汚れた」要素がどこにも見当たらない小説と言えばいいのか、誰にでもある心の闇のような要素は完全に排除されている。それによってファンタジーのような要素がこの作品にもたらされているのかもしれない。 こどもにすすめられて読

    『羊と鋼の森』を読んだ。 - 虚無回転レシーブ
    yukariego
    yukariego 2017/04/23
  • 竹と隼人と男と女(本当はすごい竹取物語) - 虚無回転レシーブ

    以前に以下の記事を書いた。non-rolling-dig.hatenadiary.jp ここで紹介した『ズニ族の謎』は、鎌倉時代に30人程度の日人が太平洋を渡り、アメリカ先住民のズニ族に加わり、その文化に変容をもたらしたという驚くべき仮説を検証したである。このについては以前に書いた記事を参照していただければと思うが、私がこのを読んだ時、その面白さに引き込まれはしたものの、それでもやはりあの広い広い太平洋を鎌倉時代に渡った人が当にいたのだろうかという点はやはりにわかには信じられないという感想を持っていました。 それがこの夏休みに、網野善彦さんと森浩一さんの対談をまとめた『この国のすがたと歴史』を読んでいたら、驚くべきことが語られていたのでログログしたいと思ったのでした。 この国のすがたと歴史 (朝日選書)posted with amazlet at 15.08.26網野 善彦 森

    竹と隼人と男と女(本当はすごい竹取物語) - 虚無回転レシーブ
    yukariego
    yukariego 2015/08/27
  • 『スタンフォードの自分を変える教室』を読んだ - 虚無回転レシーブ

    『スタンフォードの自分を変える教室』を読んだ。スタンフォードの自分を変える教室 ケリー・マクゴニガル,神崎 朗子 大和書房 売り上げランキング : 231 Amazonで詳しく見る by AZlink こののタイトルだけ見た時は、スタンフォードには創設以来伝わる20個の教訓というのがあって、スタンフォードの学生はそれを常に意識して勉強に励んでいて、だからスタンフォードの教室は朝四時でも満員御礼なんだけど、みんな貧乏だからかけそばを一杯だけ注文して、それを教室にいる全員でシェアするみたいな日々の中で、教室に神様が登場して「お前の頼んだかけそばは金のかけそばか?」みたいなこと言うので、「いえ私たちが頼んだのはただのかけそばです」みたいな返事をしたら、「君たちって凄い正直者じゃん」って神様がすごく感激して、それを見たスタンフォードの学生の人生感が超微妙に変わった的な話を想像していたけどそんなん

    『スタンフォードの自分を変える教室』を読んだ - 虚無回転レシーブ
    yukariego
    yukariego 2014/03/27
  • 『危険な宗教の見分け方』読んだ - 虚無回転レシーブ

    『危険な宗教の見分け方』を読んだ。 (008)危険な宗教の見分け方 (ポプラ新書)posted with amazlet at 14.02.07田原総一朗 上祐史浩 ポプラ社 売り上げランキング: 207,448 Amazon.co.jpで詳細を見る 書は田原総一朗と上祐史浩の対談をまとめたものである。上祐氏というと、現在30歳より上くらいの方であれば説明の必要もないくらいの存在だと思われるのだが、現在ではテレビなどでその姿を見かけることがないので若い方々の間では既に知名度が相当低くなっているのかもしれない。 上祐氏は1969年福岡県生まれ。早稲田大の附属高校である早稲田大学高等学院から早稲田大学、同大学院と進む。早稲田では理工学部で情報通信を専攻していたが、その一方で大学院時代の1986年に麻原との出会いを果たしている。その後、宇宙開発事業団に就職(これは私は知らなかった)するが、ほど

    『危険な宗教の見分け方』読んだ - 虚無回転レシーブ
    yukariego
    yukariego 2014/02/09
  • 大学とかのデジタル・アーカイブがオモロおますな - 虚無回転レシーブ

    「八重の桜」を観てたらカール・レーマンという武器商人が出てきました。レーマンという人はドイツの武器商人で、「八重の桜」では八重の兄の覚馬が長崎でレーマンに銃を発注する場面が出てきます。 どんな人だったんだろうとチョコチョコ調べてみました。そうしたら長崎大学附属図書館の電子化コレクションの「幕末・明治期日古写真メタデータ・データベース」に行き着きました。 →幕末・明治期日古写真メタデータ・データベース 下のリンク先の写真で、家の二階の欄干で座っている人がどうもレーマンさんらしいです。 →飽の浦の外国人宿舎(1)(幕末・明治期日古写真メタデータ・データベース) へえこんなのあるんだとすごく感動してしまったんですが、こういう時代なのでデジタル・アーカイブ的なものは各所で充実してきているんだろうなあと想像したわけです。例えば人文研あの世界的にも知らない人はいないと言っても言い過ぎではないほど

    大学とかのデジタル・アーカイブがオモロおますな - 虚無回転レシーブ
    yukariego
    yukariego 2013/05/08
  • 1