一億総ツッコミ時代 (星海社新書) posted at 15.08.06 槙田 雄司 講談社 Amazon.co.jpで詳細を見る 1)作品批評を批評することの必要性 以下の記事では『映画・進撃の巨人』を評論した評論家に監督が怒り、 FBにて友達公開でその怒りコメントをUPしたのが、なぜか2chに貼られて、そのコメントが全世界に発信されてそれを見た読者が監督を批判する……という一悶着 を皮切りに、「創作側が批評する権利」について語られてます。 (前略) このことから、現在の世の中では「批評の権利」はあっても「おこる権利」は無いことがわかります。 批評家側が一方的に権利を行使できる現状、果たして本当に健全でしょうか? 今回の件に限らず最近顕著に表れているなと思うのが「批評と創作の非対称性」です。批評は(とても批評とは呼べないような感想、あるいは単なる罵倒に至るまで)自由であるにもかかわらず、
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