ネットという海で美味しそうなエサが目の前をヒラヒラと舞えば、誰だって思わず食らいつきたくなる。だが、話の真偽を考えたことはあるだろうか。時にはネット上での話を真に受けて、デマを流してしまってないか。求められるのは、ネットリテラシー。正しい情報を見極めるすべなのだ。 ネット上には「釣り師」と呼ばれる人間がいる。多くの釣り師たちは、時間をかけてエピソードを創作し、「2ちゃんねる」「発言小町」「はてな匿名ダイアリー」などの掲示板に創作の物語をさも現実に起こった出来事のように投稿する。読者からの反応があれば丁寧に応対し、数日、ときには数ヶ月にわたって投稿していく。読者たちは釣り師が作るエピソードの続きが気になり、毎日何度も掲示板にアクセスしてしまうのだ。『2ch、発言小町、はてな、ヤフトピ ネット釣り師が人々をとりこにする手口はこんなに凄い』は、Hagex氏による「釣り師」判定本。釣り師たちが投稿