うつ病や不安障害の重要なファクターの一つとして、「反芻」が注目されている。反芻とは、簡単に言えば「ぐるぐる思考」のこと。あることについて繰り返し考えることを指す。 多くの人が経験したことがあるかもしれないが、例えば、何かに失敗して、それを一日中思い出しては「あああ~~~~~」と頭を抱える、なんてことないだろうか。人によっては、「なんであんなことになったんだろう…私の何が間違っていたんだろう…」と、2~3日、場合によっては1週間、1か月、など、エンドレスに考え続けることもあるかもしれない。 ●ぐるぐる思考の背景にあるもの そもそも、ぐるぐる思考に陥りやすい人は、「完璧主義な傾向」「気にしいな性格」を持っているという。 また、否定的な結果や失敗などを想像しやすく、それを防ぎたいと思う気持ちが強い人ほど、ぐるぐる思考になりやすいらしい。 ただ、「○○という性格があなたの辛さの原因ですね」と言われ