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ブックマーク / qianchong.hatenablog.com (4)

  • Twitter(X)はその歴史的役割を終えました - インタプリタかなくぎ流

    雑誌『文學界』2024年10月号の特集「インターネットとアーカイブ」で、pha氏が「インターネットが現実になるまで」というエッセイを寄稿されていました。その中で特にTwitter(X)について「われわれが好きだった平和で楽しいTwitterはもうとっくの昔に失われて」おり、「インターネットは現実と同じものになってしまった」と嘆いておられます。 Xは当にろくでもない。炎上や糾弾や怒りや煽りが毎日のように飛び交って、次は誰を吊し上げればいいかをみんな常に探し続けている。それでも、結局ほとんどの人がXを使うのをやめられずにいる。惨状に文句を言いながらも、いつの間にかそれが目常になってしまい、みんな普通に使い続けているのは安っぽいSFのようでちょっと面白い。いや、別に面白くはなくて普通のことか。この現実世界だって当にひどいことが日々起き続けているけれど、そんな中で小さな楽しみを見つけながらみん

    Twitter(X)はその歴史的役割を終えました - インタプリタかなくぎ流
  • コスパやタイパは禁句にしたい - インタプリタかなくぎ流

    いわゆる自己啓発と呼ばれる書籍や、ビジネス系のWebメディアなどを読んでいて、仕事選びとかキャリア形成に関する話題になるとよく引用されている理論があります。心理学者のジョン・クランボルツ氏が1999年に発表した「計画的偶発性理論」です。 その理論をやや乱暴にぎゅーっと圧縮して表現すれば「キャリア形成の8割は偶然の出来事による」ということになります。これをどう受け取るかは人によって違うでしょう。だったら何か目標を立ててそれに向かって努力するなんて意味がないじゃん、と思う人もいるでしょうし、いやいや、だったらなおさらいろいろな努力をして偶然との出会いを増やす努力をすべきだと思う人もいるでしょう。 クランボルツ氏の主張はもちろん後者で、何か起きるのを待てと言っているわけではなく、意識的に行動することで偶然の出来事にめぐりあうチャンスが増えるとして、そのチャンスを引き寄せるために以下のような姿勢

    コスパやタイパは禁句にしたい - インタプリタかなくぎ流
  • Coffee Break English - インタプリタかなくぎ流

    移動中やジムでのトレーニング中によく英語のポッドキャスト番組を聞いています。以前は BBC の 6 minutes English を聞いていたのですが、ここのところはもう少し「やさしめ」の、オンライン英会話のチューターさんが紹介してくださった Coffee Break English を楽しんでいます。このページは Season1 ですが、上部にあるメニューの Podcasts から Coffee Break English を選ぶと最新の Season4 まで聞くことができます。 https://coffeebreaklanguages.com/tag/coffee-break-english-season-1/ すべてのエピソードが無料で聞けるこのポッドキャスト、有料会員になるとスクリプトやボーナス音声や単語集などいろいろな特典が利用できるみたいですが、私はとりあえず無料で、番組を聞

    Coffee Break English - インタプリタかなくぎ流
  • もうWordには戻れない - インタプリタかなくぎ流

    昨年の夏、『ライティングの哲学』をよんですぐに「アウトライナー」を使い始めました。アウトライナー(アウトラインプロセッサ)とはその名の通り、文書のアウトラインをざっくりと作るためのツールで、思いついた端からどんどん入力していき、かつあとから文書の体裁を整えるために削除や入れ替えや階層構造の変更などを簡単に行えるようになっています。エディタと呼ばれる、テキストを書くためのシンプルなワープロと似ていますが、画面上のドラッグで文章や段落を簡単に移動できるので、とても便利です。 文章や段落を移動するだけならワープロソフト上のコピー&ペーストでも十分のような気がしますが、やってみるとアウトライナー上の操作のほうが格段に楽です。この操作性の楽さ加減ゆえに「後先考えず」どんどん文章を書くことができるというのがアウトライナーの魅力ではないかと思います。なにせ文章というものは、書き始める前はとてつもなく高い

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