ぼくが「アレ」と出会ったのは、小学校4年生の時の友達Sくん宅のテレビの画面ででした。 右に並んだ主人公たちが、剣を振ったり魔法を使ったりするのをみて「すげぇ!動いてる!!かっこええ!!!」って思って、翌年のお年玉で自分も買いました。 その年の初夢は、お年玉を握りしめて「アレ」を買いに行くって内容でした。 「アレ」きっかけで、ゲーム雑誌を買うようになったのですが、その直後くらいに新作がスーファミで発売されると報じられ、発売日と自分の誕生日が近いことを知りました。 当時スーファミを持っていなかったぼくは、親に頼み込んで、ハードと共に11歳の誕生日に「アレ」の新作を手に入れました。 すでにお絵描きが大好きだったりと少年は「アレ」の影響で天野善孝氏の絵に心酔してしまい、儚く繊細な線と、ただの雑な線を勘違いしてしまって以後数年に渡り苦労することになりました。 その後も「アレ」の新作が出るたび物語の世