“傘の先端が顔に迫ってくる” ホラー映画にあったかもしれないそんな危険が日常の中に潜んでいます。傘を持ち歩くことが多くなってきた季節、雨が降りやんだあとが特に危険なようです。(ネットワーク報道部記者 後藤岳彦 木下隆児)
“傘の先端が顔に迫ってくる” ホラー映画にあったかもしれないそんな危険が日常の中に潜んでいます。傘を持ち歩くことが多くなってきた季節、雨が降りやんだあとが特に危険なようです。(ネットワーク報道部記者 後藤岳彦 木下隆児)
EU=ヨーロッパ連合に“独裁者”と呼ばれる指導者がいます。 28の加盟国の中で最も安定した権力基盤を持ち、先日行われたヨーロッパ議会選挙でも圧倒的な強さを見せました。 民主主義が最も発展していると言われるEUでなぜ“独裁者”は生まれ、支持されるのか。その理由を取材すると、EUが抱える構造的な問題が見えてきます。(ウィーン支局長 小原健右) 「私にはヨーロッパを移民から守るという使命がある!私たちの文化と価値観を守るため、EUに変革をもたらす!」 発言の主はハンガリーのビクター・オルバン首相。“独裁者”と呼ばれるその人です。 5月26日に行われたヨーロッパ議会選挙ではハンガリーの議席の半数以上を獲得。発言は首都ブダペストでの勝利宣言の一節です。 その政治姿勢はどのようなものなのでしょうか。
麻生副総理兼金融担当大臣は、7日の閣議のあとの記者会見で、高齢夫婦の世帯の赤字が老後30年間続くとするとおよそ2000万円必要になるなどとした、金融庁の審議会の指針について「一定の前提で割りふった試算で表現が不適切だった」と述べました。 これについて野党側からは、政府の公的な責任を放棄しているなどと指摘が出ています。 麻生副総理兼金融担当大臣は、7日の閣議のあとの記者会見で、指針に関連して「一定の前提で割りふった単純な試算を示しただけで、貯蓄や退職金を活用していることを、あたかも赤字ではないかという表現をしたのは不適切だった」と述べました。 そのうえで、麻生副総理は「公的年金は老後の生活設計の基本的な柱で、持続可能な制度を作っていく。これが基本の部分で、さらに豊かな老後を送るため、より上手に資産形成をする1つの在り方として述べたものだ」として、より豊かな老後を送るための指針だという認識を強
大麻取締法違反の罪で起訴された人気アイドルグループ「KATーTUN」の元メンバーの田口淳之介被告と、同居している元女優について、東京地方裁判所は保釈を認める決定をし、2人は7日、勾留されていた警察署から保釈されました。 田口被告は黒いスーツにネクタイ姿で正面玄関から出てきたあと「ファンの皆様や関係者の皆様にご迷惑をおかけしましたことを深くおわび申し上げます。金輪際、大麻などの違法薬物、犯罪に手を染めないことを誓い、信頼を取り戻せるよう必死に生きてまいります」などと話しました。 そして、その場で土下座をして額を地面につけながら20秒ほど頭を下げていました。 一方、小嶺被告は警察署の裏口から車に乗り込み表情などは分かりませんでした。 2人は5月、東京都内の自宅マンションで乾燥大麻数グラムを所持したとして大麻取締法違反の罪で起訴されています。 弁護士が保釈を請求し、裁判所が認める決定をしたあと、
1989年6月4日に起きた天安門事件から30年を迎え、中国政府は国民に対する警戒と監視を強めていますが、中国の鉄道当局は数字4桁が割りふられた高速鉄道のうち、8964番の列車をネット上で予約できなくしています。 このことは一時、ネット上で話題になりましたが、ネットの書き込みも次々と削除されています。 また中国の動画配信サイト「ビリビリ」は、ふだんユーザーがアニメなどの動画を見ながら感想を書き込んで楽しむコメントの機能を、5月29日から6月6日までの1週間停止すると発表しました。 コメントは一日数百万本に及び、検閲が追いつかないため、あらかじめ天安門事件関連のコメントが書き込まれないよう対応したものとみられます。
対人関係を築くことが苦手な「自閉症スペクトラム障害」の患者に、愛情を高めるホルモンとして知られる「オキシトシン」を投与すると症状が改善する傾向を示したと、浜松医科大学などの研究グループが公表し、「薬の開発につながる成果だ」としています。 静岡県浜松市にある浜松医科大学などの研究グループは、愛情を高めるホルモンとして知られる「オキシトシン」を患者に6週間投与してコミュニケーション能力の指標の1つである会話中の喜びや驚きなどの表情の豊かさを画像解析で数値化し、投与していない患者との差を分析しました。 その結果、オキシトシンを投与した患者は、投与されていない患者よりも表情の豊かさの値が0.41から0.53高く、投与を終えて2週間経過しても1.24高くなったということです。
中国で民主化を求める学生たちの運動が武力で鎮圧された天安門事件からまもなく30年となるのを前に、アメリカ国務省の報道官は「事件は虐殺だ」と強い表現で非難し、貿易や安全保障問題で激しく対立する中国に、人権問題でも圧力をかけるねらいがあるとみられます。 天安門事件から来週で30年を迎えるのを前に、アメリカ国務省のオータガス報道官は30日の会見で「平和的な抗議に対する明らかな虐殺だったということを忘れてはならない」と述べて非難しました。 そのうえで、中国政府に対して、事件の犠牲者の人数などを詳しく説明するよう求めるとともに、いまもなお続く活動家の拘束や遺族への嫌がらせをやめるよう求めました。 事件について、遺族などは今も詳しい説明を求めていますが、中国政府は当時の対応は正しかったとする立場を変えていません。 会見でオータガス報道官は、「虐殺」という強い表現を繰り返し使い、貿易や安全保障問題で激し
丸山穂高衆議院議員が、戦争で北方四島を取り返すことの是非に言及したことなどをめぐって、衆議院議院運営委員会の理事会は24日、丸山氏から事情を聴取するため、出席を求めることを決めました。これに対し丸山氏は体調不良で出席できないと回答し、24日の聴取は見送られることになりました。 これについて、23日開かれた衆議院議院運営委員会の理事会では、「事実関係を確認する必要がある」として、丸山氏本人から事情を聴取するため、24日の理事会への出席を求めることを決めました。 これに対し丸山氏は秘書を通じて、「体調不良のため出席できない」と回答し、24日の聴取は見送られることになりました。 丸山氏に対しては、与党側が反省を促すための「けん責決議案」を、野党側が議員辞職勧告決議案をそれぞれ提出していて、与野党は24日の理事会で今後の対応を協議することにしています。
北海道北部の猿払村の沖合にあるはずの小島が見当たらなくなったとの情報が寄せられたことを受け、海上保安本部が20日から現地調査を始めました。 去年10月、地元の住民から「見当たらなくなっている」との情報が寄せられたことを受けて第1管区海上保安本部が20日から現地調査を始めました。 調査は、海上保安官3人が船に乗り込み、超音波を使って、島があるはずの海域周辺の水深を測定しました。 島は、32年前に発見された当時、海面からの高さがおよそ1.4メートルあったということですが、海上保安本部の担当者は「波や流氷で削られ、海面部分がなくなった可能性がある」としています。 海面の高さが低くなる干潮の時でも水没している場合は、国連海洋法条約で島とは認められないうえ、領海が狭まることになるということです。 第1管区海上保安本部の飯塚正城主任海洋調査官は「深さ1メートルほどの場所に岩礁があるのを確認した。きょう
東北自動車道の盛岡インターチェンジのETC専用レーンで19日、78歳の男性が運転する車が前の車に追突して1人が死亡し、5人が重軽傷を負いました。 この事故で、追突された車の後ろの座席にいた盛岡市に住む箱崎富子さん(81)が頭を強く打ち、病院で手当てを受けていましたが、20日朝死亡しました。 このほか、双方の車の70代から80代の男女合わせて5人が重軽傷を負いました。 調べによりますと、追突した車を運転していたのは78歳の男性で、追突された車はETCの専用レーンを時速20キロ以下で走行していたと見られるということです。 警察は男性が前をよく見ずにレーンに進入し、減速しなかった可能性もあると見て詳しい状況を調べています。
NHKの「日曜討論」で、茂木経済再生担当大臣は日本経済の現状について「内需全体が腰折れする状況にはない」と述べ、ことし10月に予定どおり消費税率を10%に引き上げる考えを重ねて示したうえで、今の段階で新たな経済対策を講じる必要はないという考えを示しました。 そのうえで茂木大臣は「製造業の生産や輸出が仮に内需に影響してくるようだと、今後、よく見ていかないといけないが、世界経済の4分の1を占めるアメリカは絶好調で、圧倒的な成長をしており、今の段階で世界経済全体が腰折れする、日本の内需全体が腰折れする状況にはない」と述べました。 また消費税率の10%への引き上げについて茂木大臣は、社会保障の充実・安定化や教育無償化などに不可欠なものだとして、10月に予定どおり引き上げる考えを重ねて示したうえで「まずは先に成立した令和元年度の予算を速やかに執行していくことが最優先だ」と述べ、今の段階で新たな経済対
「お客様は神様ではありません」。令和の幕開けとともに始まった大型連休中、ネット上では、接客業に関わっているとおぼしき人たちの、そうしたつぶやきが目立っていました。ほかにも「店員は奴隷ではありません」という声もありました。そんなことを言ったら、「お客様」から怒られてしまうのでは?でも調べてみると、今、多くの接客に携わる人たちが、客たちから理不尽とも思える要求やクレームを受けているんです。(経済社会情報番組部ディレクター 橋本真帆/ネットワーク報道部記者 木下隆児) 「居酒屋で、『自分の靴が見つからない』と腹を立てた客に、朝まで正座をさせられ、靴代も弁償」 「弁当を買った客に、タレが車にこぼれたからと、シートの洗浄代として2万円を要求された」 「女性の従業員の体にしつこく触る客に困り、警察を呼ぶと、逆恨みしてネットで名前を公開された」
安倍総理大臣は、日本のコメや魚の魅力をテーマにした歌を動画投稿サイトなどで発信しているロックバンドのメンバーと総理大臣官邸で面会し「日本の食を世界の文化として音楽の力で広げてもらいたい」と激励しました メンバーの1人、大澤敦史さんは活動の経緯について「新潟県であゆの定食を食べた際、お米がおいしいことに気がつき、歌にしようと思った」と説明しました。 安倍総理大臣は「ユーチューブで600万回再生された発信力に期待している。日本の食を日本だけではなく世界の文化として、皆さんの音楽の力で広げてもらいたい」と激励しました。 面会のあと大澤さんは「われわれにできることは、おいしいものをどこかで食べて歌をつくることだと思うので、ますますおいしいもの探しに励みたい」と話していました。
アメリカでは健康志向の人などの間で、肉を一切使わずに野菜などで作った代替肉の消費が増えていて、アメリカ最大手の食肉会社も、この夏、代替肉の販売に乗り出すことを明らかにしました。 代替肉は大豆のタンパク質の成分や野菜の抽出液などで作られ、アメリカの大手ハンバーガーチェーンや大手スーパーの食肉売り場ですでに販売されています。 アメリカの食肉会社最大手のタイソン・フーズも6日、肉を一切使わない代替肉を開発し、この夏、販売に乗り出すことを明らかにしました。 ノエル・ホワイトCEOは電話による会見で「ノウハウも流通網も持っており、一気に広げたい」と話していました。 先週、アメリカの新興市場ナスダックにはタイソン・フーズも一時、出資していたビヨンド・ミートという食品メーカーが上場し、株価は値上がりしています。 すでにヨーロッパで代替肉を販売している食品の世界最大手ネスレも、この秋、アメリカで代替肉を発
北海道紋別市で撮影された、水面に浮かんだまま眠るアザラシの動画がネット上に掲載され、その可愛さなどから再生回数が3日間で225万回を超えるなど話題になっています。 飼育員によりますと、写っているのはオスのゴマフアザラシの「アグ」31歳で、人間でいうと80代後半に相当する“おじいさんアザラシ”だそうです。 ふだんから観光客に、「アザラシはどんな寝方をするの?」と質問されることが多いため、閉館した夕方に無心で眠るアグを見かけ撮影したそうです。 アザラシは血液に酸素をため込むことができるため、1回の呼吸で10分から20分程度は潜り続けることができるとされ、水中に沈んだままで寝る姿もよく見られるということです。 動画を見た人からは「可愛い!!!!!」「無心で寝るんですね」といった感想のほか、別の水族館のプールの底で眠るアザラシを撮影した画像も投稿されています。 撮影した飼育主任の大場亜矢子さんは「
アメリカの幼児向け番組「セサミストリート」の放送開始から50年を記念して、ニューヨーク中心部の交差点が「セサミストリート」と名付けられ、記念の式典が開かれました。 ことしで放送開始から50年となるのを記念して、ニューヨーク市は番組を制作するNPOがあるブロードウェイの交差点を「セサミストリート」と公式に名付け、1日、記念の式典が開かれました。 式典ではビッグバードやエルモなど人気キャラクターたちが「セサミストリート」と書かれた緑色の標識をお披露目し、集まった観光客や市民から大きな歓声が上がりました。 キャラクターのひとり、バートは「すごいことだよ。『セサミストリートにはどうやって行けばいいの』ときかれたら、『そこだよ』と指させばいいんだ」とインタビューに応じていました。 また式典に出席したニューヨークのデブラシオ市長は「セサミストリートは世界をよりよいものに変えた。功績に感謝したい」と述べ
昭和天皇や大正天皇が埋葬されている陵がある東京 八王子市の「武蔵陵墓地」で、男性が死亡しているのが見つかりました。近くにはボーガンが落ちていて、警視庁は自殺を図ったとみて、詳しいいきさつを調べています。 警視庁によりますと、男性はすでに死亡していて、近くにはボーガンが落ちていたということです。 「武蔵陵墓地」には、昭和天皇が埋葬されている「武蔵野陵」や大正天皇が埋葬されている「多摩陵」があり、男性が倒れていたのは「多摩陵」の西側にある工事中のエリアだったということです。 警視庁は遺体や現場の状況などから自殺を図ったとみて、身元の確認を進めるとともに詳しいいきさつを調べています。 「武蔵陵墓地」は午前9時から午後4時までは誰でも訪れることができ、先月23日には退位に関する儀式の1つとして、上皇ご夫妻が「武蔵野陵」を参拝されました。
「植野」「佐野」「墨名」「沢倉」…。 これ、名前のようだが、そうではない。 候補者のそれぞれの名前の上に、並べられている。いったい何を意味するのか? どうしてこんなものをつけることになったのか? ありえないような、巡り合わせを追った。 (千葉放送局 金子ひとみ) 「勝浦市議会議員選挙に、同姓同名の2人が立候補したらしいんだよ」 統一地方選挙後半戦で市長選挙・市議会議員選挙が告示された翌日の4月15日。 担当デスクからの電話に私は思わず聞き返した。 「同姓同名って同じ名前ってことですか?」 われながらまぬけな質問だったと思う。統一地方選の後半戦は、取材の担当がなかったため、気を抜いていた。
社会風刺画で世界的に知られる正体不明のアーティスト、「バンクシー」の作品に似ていると指摘され、東京都内で見つかった絵が25日から2週間の期間限定で都庁に展示されています。 25日から展示が始まったのは、社会風刺画を描くことで知られる正体不明のアーティスト、「バンクシー」の作品に似ていると専門家から指摘されている、縦横20センチ程度の大きさの傘を差すネズミとみられる絵です。 この絵は、港区にある防潮扉に描かれていたもので、都は扉の一部を取り外して保管していましたが、絵を見たいという都民の要望が寄せられたことから期間限定で展示しています。 初日の25日は、絵が展示されている新宿区の都庁第一本庁舎の2階に多くの人が集まり、話題の絵を写真に収めるなどしていました。 都は、この絵が本物かどうか調べるため、バンクシー側と連絡を取ろうとしていますが、今のところ返事はないということです。 東京都の小池知事
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