AMDは2024年第3四半期の決算発表において、次世代グラフィックスプロセッサー「RDNA 4」アーキテクチャを採用したRadeon GPUを2025年初頭に投入することを正式に発表した。新製品では、ゲーミング性能の向上に加え、レイトレーシング性能の「大幅な向上」と新たなAI機能の搭載が特徴となる。 主要な強化ポイントと発売時期 AMDのLisa Su CEOは決算説明会において、「ゲーミング性能の大幅な向上に加え、RDNA 4は大幅に向上したレイトレーシング性能と新たなAI機能を提供する」と述べ、2025年初頭の発売に向けて開発が予定通り進行していることを明らかにした。 この発表のタイミングは、業界の通常の製品サイクルとはやや異なっている。従来、AMDやNVIDIAは年末商戦期に合わせて新製品を投入してきた経緯があるが、今回は年明けの発売となる。業界観測筋からは、CES 2025での正式
政府は29日、運転免許証とマイナンバーカードを一体化した「マイナ免許証」を2025年3月に導入すると閣議決定した。更新や住所変更手続きの利便性が高まる。現行の免許証は廃止されず、マイナ免許証と両方持つこともできる。警察庁は同日、マイナ免許証導入のため関係規則などの改正内容を決めた。25年3月24日から免許センターや一部警察署で交付を申請できる。一体化では、免許証のICチップに記録されている▽
仮想通貨マイニングやAIトレーニングで注目を集めるNVIDIAのGPUだが、その内部では静かな革命が進行していた。同社は2024年までに約10億個のRISC-Vコアを出荷する見通しであることを、RISC-Vサミットで明らかにした。実は2015年から、同社のGPUの心臓部には、オープンアーキテクチャであるRISC-Vベースのマイクロコントローラーが採用されていたのだ。 独自コントローラーからRISC-Vへの転換 GPUは一見すると単純な演算装置に見えるかもしれないが、実際には電力管理、ディスプレイ制御、セキュリティなど、多岐にわたる機能を持つ複雑なシステムとして設計されている。これらの制御には従来、NVIDIAが独自開発した「Falcon」マイクロコントローラーが使用されてきた。しかし2015年、同社はこれらのコントローラーをRISC-Vベースの設計へと置き換える大きな決断を下した。現在では
レポート 解決できない? バージョン24H2のトラブル - 阿久津良和のWindows Weekly Report Windows 11 バージョン24H2が登場して1カ月も経過していないが、一部のSSDでBSODを引き起こすトラブルが報告されているという。幸い筆者は未体験だが、Western Digitalは自社製ストレージやSanDisk製ストレージのファームウェアアップデートを公開し、トラブルを未然に防ぐ策を提示した。 Microsoftの公式ページでは、前回お伝えした約9GBのファイルが残る問題も「既知の問題」に加わったものの、先のストレージや筆者を困らせているネットワーク周りのトラブルは列挙されていない。 筆者の環境では、数年前からルーターのDHCPサーバーに各PCのMACアドレスを記述し、エンドポイント側の操作を最小限にしている。だが、バージョン24H2適用後にオンライン発表会
チップ設計企業のArmが、長年のパートナーであるQualcommに対し、同社の知的財産権(IP)ライセンスを60日以内に取り消すと警告した。Bloombergの報道によると、Armは既にQualcommに対して正式な通知文書を送付しているという。 ArmとQualcommの紛争の背景 この動きは、2022年から続く両社の法的紛争が新たな段階に突入したことを示している。争いの核心は、QualcommがArmのライセンシーであったNuvia社を2021年に買収した際の契約解釈の違いにある。Armは、Nuviaが保有していたライセンスはQualcommには譲渡されないと主張している。 この問題が特に深刻なのは、Qualcommが最近発表したOryonカスタムCPUコアを採用した製品への影響である。OryanコアはNuviaの技術を基に開発され、現在Microsoft Copilot+ PC向けの
世界最大の半導体受託製造企業であるTSMCは23日、中国のHuaweiが米国の輸出規制を回避してAIチップを製造しようとした可能性があることを米商務省に通報したことを明らかにした。 TSMCが米商務省に警告、Huaweiの制裁回避の疑い TSMCによると、ある顧客から受注した半導体チップの設計が、Huaweiが開発した大規模言語モデル(LLM)トレーニング用プロセッサー「Ascend 910B」と酷似していたという。TSMCは2020年9月以降、米国の制裁措置に従いHuaweiへの製品供給を停止している。 Ascend 910Bは、NVIDIAのA100グラフィックスカードと同等の性能を持つAIプロセッサーとされ、64ビット浮動小数点演算で9.7テラフロップスの処理速度を達成できる。カナダの市場調査会社TechInsightsの分析によると、このチップにTSMCの技術が使用されていた形跡が
Intel,デスクトップPC向け新CPU「Core Ultra 200S」を発表。前世代でバカ高かった消費電力を大幅に減らす ライター:米田 聡 2024年10月11日,Intelは,新世代のデスクトップPC向けCPU「Core Ultra 200S」シリーズ(開発コードネーム Arrow Lake-S)を発表した。 これまでIntelは,ノートPC向けに開発コードネーム「Meteor Lake」こと,「Core Ultra 100」シリーズで,「Foveros」と称する3Dパッケージング技術を使用して複数のシリコンチップを組み合わせたプロセッサを提供してきた。しかしデスクトップPC向けCPUは,現行世代の第14世代Coreプロセッサまで,モノリシック(単一のシリコンチップ)構成を続けてきた。新しいCore Ultra 200Sシリーズは,デスクトップPC向けとして初めて,3Dパッケージン
メタル製カバーを備えたAMD X870Eゲーミングマザーボード、NZXT「N9 X870E」 2024.10.01 10:32 更新 2024.09.30 配信 発売は2025年第1四半期を予定 NZXT(本社:アメリカ カリフォルニア州)は2024年9月30日(現地時間)、AMD X870Eチップセットを採用するゲーミングマザーボード「N9 X870E」を発表した。発売は2025年第1四半期予定で、カラーはホワイトとブラックの2色がラインナップする。 各種ヒートシンクとメタル製カバーを組み合わせることで基板の露出を抑え、統一感のあるデザインを採用しているのが特徴。また「CAMソフトウェア」で制御できるアドレサブルRGB LEDによるイルミネーション機能を備える。 主なスペックは電源回路が110A SPSによる20+2+1フェーズで、基板には2オンス銅層を備えた8層PCBを採用。メモリスロ
Microsoftは本日、Windows 11の最新メジャーアップデートとなる「Windows 11 2024 Update」(通称:Windows 11 24H2)の一般ユーザー向け配信を突如開始した。この予告なしのリリースは、多くのユーザーの予想を裏切る物だろう。 突然のリリースと24H2の位置づけ Windows 11 24H2は、2年ぶりとなる大規模なアップデートであり、2021年の初期リリース以来、最も重要な更新と位置付けられている。一部では「Windows 12」としてリリースされるのではないかとの噂もあったが、最終的にMicrosoftはWindows 11のブランディングを維持することを選択した。 John Cable氏(MicrosoftのWindows Servicing and Delivery担当副社長)は、この更新について次のように述べている: 「本日より、Win
任天堂の次世代ゲーム機「Nintendo Switch 2」(仮称)に関する新たな情報が明らかになった。ゲーミングアクセサリーメーカーの幹部によると、同機の開発はすでに完了しており、2025年春の発売が有力視されているという。 Nintendo Switch 2の開発状況と発売時期 スペインのゲームメディア「Vandal」が報じた独占情報によると、ゲーミングアクセサリーメーカーBladeのRuben Mercado CEO(最高経営責任者)が、Nintendo Switch 2の開発状況について言及しているという。Mercado氏は「コンソールは完成しており、ほぼ最終段階のユニットにアクセスできた」と述べ、ハードウェアの開発が完了段階にあることを示唆した。 発売時期については、2025年3月から4月の間が有力視されている。具体的な発売日の決定は、任天堂の財務状況に左右される可能性があるとい
米国テキサス州の連邦地方裁判所に、GPUの巨人NVIDIAを揺るがす訴訟が持ち込まれた。データ処理ユニット(DPU)技術の開発者であるXockets社が、NVIDIAとMicrosoftを相手取り、特許侵害と反トラスト法違反で提訴したのだ。この訴訟は、NVIDIAの次世代GPU「Blackwell」の発売に影響を与える可能性があり、事態の推移によってはAI産業に大きな影響を与える事にもなりかねない。 Xocketsの訴訟内容とDPU技術の重要性 Xocketsは2024年9月5日、NVIDIAとMicrosoft、そしてIPリスク管理会社のRPXを相手取り、連邦反トラスト法違反と特許の故意侵害を理由に訴訟を起こした。訴状によると、NVIDIAとMicrosoftは、RPXを介して違法なカルテルを形成し、XocketsのパテントされたDPU技術の公正な市場価格の支払いを回避しようとしていると
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