イタリア北西部のブドウ園で収穫されるピノ・ネロ種のブドウ(2017年8月8日撮影、資料写真)。(c)AFP/Marco BERTORELLO 【8月31日 AFP】イタリアのシチリア(Sicily)島西部の洞窟で見つかった素焼きの陶器に、6000年前にさかのぼる発酵ぶどうの痕跡が確認された。調査した国際研究チームは、世界最古のワインはイタリア産だった可能性があるとしている。このほど国際化学誌「微量化学ジャーナル(Microchemical Journal)」に論文が掲載された。 米サウスフロリダ大学(University of South Florida)の考古学者、ダビデ・タナシ(David Tanasi)氏が率いる国際研究チームは、シチリア島アグリジェント(Agrigento)近郊クロニオ山(Mount Kronio)の洞窟で発見されたテラコッタの複数のつぼの残留物を調べた。 研究に参