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ブックマーク / takedanet.com (4)

  • 武田邦彦 (中部大学): なるほど! 学校が1年5ミリの給食を強行したワケ

    文部科学省が給に出す品の汚染度の上限を「1キログラムあたり40ベクレル」という通達を出したら、多くの教育委員会からクレームが来て、取り消す騒ぎになっている。 このところの品の安全に関する動きを見ると目を覆うばかりだ。最初に、500ベクレルの暫定基準値を決めたとき、「厳しい値を決めると糧が足りなくなり、餓死者がでる」などという時代錯誤の意見がでて、高めに決まった。 その後、いったい暫定基準値を安全として品をべると何ミリシーベルトになるのかがハッキリしていなかったが、その後、「1年5ミリ」で決めたことハッキリしてきた。 でも、日の法律は1年1ミリだから、根拠薄弱だ。「餓死する」と言っても日糧自給率は40%しかないし、餓死が問題になる穀類自給率は25%にしか過ぎない。その100分の1ぐらいが汚染されたから、1%以下だ。だからちょっと輸入を増やせばそれで餓死者など出るはずもない

  • 武田邦彦 (中部大学): 横浜のストロンチウム問題

    横浜でストロンチウムが見つかり、これが福島原発のものかどうか議論されている。相変わらず、国(文科省)は「事故は小さく見せる。東電の責任ではない」というのに必死だが、文科省は国民の側に向いて、次のことに答えて欲しい。 この写真はプルトニウム燃料を使っていた3号機の爆発だ。この炉の中にあった、いずれも6%のセシウムとストロンチウム、それにプルトニウムがどこに行ったのか、心配している国民に答えるのが、まず文科省がすることだ。東電のミスを隠すのに一所懸命になるのは一国の科学技術を所管する官庁としては恥ずかしい。 まず、第一に「噴煙がなぜ上部に上がっているか」ということだ。何かの爆発が起こったとき、なにの制限がなければ四方八方に散る。1号機の爆発が水素爆発で、その煙が四方八方に散っているのは納得できる。 原子炉の冷却水が無くなると、温度が上がって表面に付着している水や水蒸気と金属が反応して水素が発生

  • 武田邦彦 (中部大学): サカナは食べられるか? 

    8月から10月にかけての太平洋側のサカナの汚染状態について整理をしてみたいと思います。基的には状況は変わっていません。結論としては、次のようになるようです(太平洋岸の北海道から静岡まで)。 1)時々、大人でもべてはいけないサカナが見られる(セシウム)。 2)おおよそ、子供はべない方がよい(セシウム)。 3)ストロンチウム、プルトニウムのデータがほとんど無く、小魚を骨ごとべるのは避けた方がよい。 4)汚染の数値はセシウムの値を2倍にするのがメヤス。 結局、東日の太平洋側のサカナは買わない方がよいのですが、その理由は、1)暫定基準値が高く設定されいるので、表示されていなければ1年5ミリの被曝になる可能性がある、2)安全レベルの1キログラム40ベクレル以下のものもあるが、40ベクレル以上のものも「安全」として売られているので区別がつかない、3)相変わらず福島近辺の海からとれるサカナが汚

  • 武田邦彦 (中部大学): 「ダブルB」から「シングルM」へ2 これまでの食品事件と汚染された食品

    原発事故前に、マスコミ報道部が大騒ぎした事件といえば「産地偽装」、「冷凍保存」、「添加物の記載順序が法律と違う」などで、相手の多くが中小企業の品会社だったこともあり、マスコミ報道部は徹底的に業者を叩き、時には廃業にまで追い込みました。 特にひどかったのは「キャラメルの中に混入したホルムアルデヒド事件」です。もともとホルムアルデヒドは品の中に多く含まれていて、椎茸には100ppm、リンゴに10ppmぐらい入っています。それがキャラメルに混入して0.04ppmが検出されました。椎茸の2500分の1、致死量はあまりに多くて実例がないのですが動物実験からは25000ミリグラム程度と考えられています。 しかし、マスコミ報道部はお菓子屋さんを叩きに叩き、ついに600万個のキャラメルをすべて廃棄させました。その時にテレビなどで激しく攻撃していた人の中にはまだ今でも解説している人もいます。 最初は

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