タグ

ブックマーク / ohnosakiko.hatenablog.com (3)

  • 「偉い男」ほど厄介なことになる - ohnosakiko’s blog

    父が入居している有料老人ホームの、介護士の人に聞いた話である。 「施設に入って認知症が急速に進むのは、女性より男性です。その中でも多いのが、会社の社長さんとか学校の先生。社会的には「偉い立場」で、ずっとこれまで自分が指図する側で来た人ですね。それが、環境が変わって人から看てもらうようになった時、気持ち的に自分の立場を受け入れられなくて、おかしくなってしまう」。 そうでしょうとも‥‥と、父を見ていて思った。 社長さんはどうなのか知らないが、教師は現在、大昔に言われたような「偉い人」ではない。「先生」が「先生」というだけで一応尊敬の眼差しで見られた時代は、とうに過ぎ去った。でも今、老人ホームにいる人は「先生がまだ偉かった時代」を生きてきた人である。89歳の父はまさにその典型だろう。 高校教師を長年勤め、頭のてっぺんから足の先までガチガチの先生気質だった父。家族の上にも父親兼教師として君臨してき

    「偉い男」ほど厄介なことになる - ohnosakiko’s blog
    yukkie_strike
    yukkie_strike 2013/11/23
    レクがつまらんのでは。子供のように接するところが多すぎると思うんだ。/手伝えることは手伝うという感じの、昔ながらの村社会みたいな体制は作れないのかな。お客さんになるのが良いとは限らないと思う
  • 言い張れば通るという感覚  - ohnosakiko’s blog

    大学の講義関係で出くわした例について今までも何回か書いたが、今回はこの10年で一番驚いたケースについて。*1 ある時、単位認定レポートの中にネット上にある映画の感想文からの剽窃を数件発見し、不可にして成績表を提出した。証拠としてそれぞれのアドレスも添付。 成績発表日、教務から電話がかかってきた。剽窃で不可になったうちの一人が、自分のレポートのコピー(必ずコピーを取っておくように言ってある)を持って「自分はやってない」と言いに来たという。レポートの半分以上を剽窃したテキストで埋め、ところどころ語尾を変えたり単語を入れ替えたり言い回しを変えたりしていた学生である。無駄な小細工のせいで、却って日語が不自然になっているところが幾つかあるが、9割方同じだった。やってないなんてことはあり得ない。『七人の侍』と『荒野の七人』くらいあり得ない。いやそんないいものではない。 教務の人曰く、「提出して頂いた

    言い張れば通るという感覚  - ohnosakiko’s blog
    yukkie_strike
    yukkie_strike 2012/04/24
    『今は授業の最初に「一度どこかに書いたものを使ってはダメ」と言っている』再履修組には恐ろしい言葉だ・・・w (いや、「公表」じゃなければOKなんだろうけど)
  • カンディンスキーの「あれ?」と地図をひっくり返した小学生 - ohnosakiko’s blog

    デザイン専門学校のデッサンの時間、幾何形態の形の狂いに気づかないで描いている学生に、「紙を横向きにしてみて」と言う。なんで?という顔をしながら画用紙をぐるっと90度回してみると、「あれ?」。なんか変。 形の間違いがそのままで発見できればそれに越したことはないが、少しばかりの狂いはわからない。ずっと見ていればいるほど、見慣れてしまうので。でも見方を変えるとわかったりする。「普通」にしているとわからないことがね。 などと言いながら「じゃ直してみよか」と紙を横向きから元通りにすると、「えーと‥‥」。どこがどう狂っていたんだっけ、またわからなくなっちゃった。「普通」ってこわいですね。 横向きの絵からインスピレーションを得たという、カンディンスキーの有名なエピソードがある。 カンディンスキーがまだ具象的な絵を描いていた時のこと。ある日、帰宅した彼は、アトリエの片隅に「神秘的な輝きに満ちた美しい作品」

    カンディンスキーの「あれ?」と地図をひっくり返した小学生 - ohnosakiko’s blog
    yukkie_strike
    yukkie_strike 2011/03/05
    同じものをみて「美」を感じたり感じなかったりするのは、脳が自動的にいろいろな見方をしているから? /その感じ方を普遍化して表現しようとする人々を、アーティストと呼ぶのかもしれない、ってことかな
  • 1