消費者金融会社は、不動産担保ローンでお金を貸す引き換えとして、借り手側が提供する土地や建物に担保(根抵当権)をつける訳です。 しかし、提供される担保(土地・建物)は債務者(お金を借りる本人)が単独で所有しているとは限りません。配偶者や親が共同で所有している場合には、その全員から承諾を得て、不動産全体に担保を設定(登記)しなければならないのです。 高額な融資を受けるのですから、事前に関係者と話し合ったうえでお金を借りるのが当たり前に思うかもしれませんが、世の中はそう単純ではありません。なかには、どうにかして配偶者や親に内緒でお金を借りられないか?と虫の良い考えを持った人達がいるのです。 司法書士Qは、そんな人達が多いことに目を付けて違法な登記を繰り返し行ないました。そのためには、ある制度を悪用する必要があったのです。 「登記の番人」であるはずの司法書士Qが犯罪を助長させていた!本来なら、他人