歌手、松田聖子(59)が「第72回NHK紅白歌合戦」(後7・30)の出場を辞退し、25度目の出場を決めた大みそかの夢舞台から退く決断をした。 聖子は沙也加さんの密葬が営まれた札幌から21日に帰京後、出場の検討に入っていたが、関係者は「ショックと悲しみが大きく歌える状態にない」と明かした。聖子は19日と23~26日のディナーショーも中止していた。 大みそかの本番まで1週間となり、NHKでは曲順などを最終調整中。聖子の出場で演出も大きく変わるため、聖子側も結論を直前まで先延ばしせずに決断したとみられる。 聖子は2013年から昨年まで紅白に8度連続出場。15年には「赤いスイートピー」で2度目の大トリを務め、19、20年はトリ前で熱唱した。 愛娘を失った喪失感はあまりにも大きいが、聖子にとって紅白は沙也加さんとの思い出がつまっている。2011年には母娘でテレビ初共演し、坂本九さんの名曲「上を向いて