母と息子のやさしいごはん ~親子の大切な居場所~ 母と息子が切り盛りする小さな定食屋では、いつも口論が絶えない。接客担当の母・貴美子さん(63)と料理担当の息子・大貴さん(27)の2人。 2020年1月、文京区・本郷で開店したものの、翌月には新型コロナに見舞われ、客足は伸びず赤字続き。どう見てもうまくいっていないこの店を続ける理由…それは、母と息子の過去にあった。 幼い頃から成績優秀で「将来は弁護士になる」と夢を語っていた大貴さんは、中学生の時、突然の不登校に。その現実を受け入れられず、発達障害の疑いがあるとの診断を受け不登校の「本当の理由」を知った母は、自分を責め続けた。 出典:菊坂のやさしいごはん(@kikusaka_gohan) Instagramより 自宅で引きこもる中、初めて作った料理を母に褒められたことが大貴さんの人生を変え「料理であれば、自分も周りを喜ばせることができる」と料