完全にランダムなシャッフル再生は可能か(上) 2005年9月28日 コメント: トラックバック (0) Dan Goodin 2005年09月28日 『iPod』(アイポッド)の登場で、人々は、大量の楽曲のコレクションをランダムに再生するというのがいかに素晴らしいことかを学んだ。もはや、CDを丸ごと通して――決められた順序で――従順に聴くことを強要されなくなった音楽ファンたちは、ランダムに再生されるプレイリストに群がった。 ローリング・ストーンズの分岐点となるアルバム『スティッキー・フィンガーズ』が流れているパーティーでは、ノリのいいロックナンバーの『ビッチ』の次に、スローテンポで感傷的な『アイ・ガット・ザ・ブルース』を無理やり聴かされることもなくなった。代わりに、たとえばホワイト・ストライプスの『ゼア・イズ・ノー・ホーム・フォー・ユー・ヒア』など、他の曲をいくらでも楽しめるかもしれない。
期待を集める次世代ブラウザー『フロック』 2005年9月16日 コメント: トラックバック (0) Jeff MacIntyre 2005年09月16日 もうこれ以上新しいウェブブラウザーは必要ないようにも思える。だが、バート・デクレム氏らが開発したこのブラウザーは別かもしれない。 デクレム氏をはじめとする少人数の開発チームは今夏、オープンソース方式の新ブラウザー『フロック』(Flock)のベータ版の10月前半公開に向けて、カリフォルニア州パロアルトで静かに準備を進めてきた。デクレム氏を含むチームのメンバー数人は、フロックが土台としたブラウザー『Firefox』(ファイアーフォックス)を開発したモジラ財団の出身だ。 フロックの売りは「ソーシャル・ブラウザー」。つまり、写真管理・共有サイトの『Flickr』、ブログサービスの『テクノラティ』、ブックマーク共有サイトの『del.icio.us』
増大する自然災害、先進国ほど脅威が拡大 2005年9月 8日 コメント: トラックバック (0) AP通信 2005年09月08日 ハリケーン『カトリーナ』の直撃を受けたニューオーリンズの住民は、インドネシアのアチェ州に住む農民や、スリランカのトリンコマリーの漁師、イランの村人、ハイチのスラム街の住民と共に、世界中でかつてないほど悪化している自然災害の被災者となった。 米国人は自然災害について、世界の最も貧しい国からも学ぶことがあると、専門家たちは述べている。さらに、今回の災害ではミシシッピ河岸の歴史ある大都市、ニューオーリンズが水没したが、このような場所に将来街を設けないよう、今後の対策も学ぶべきだという。 ニューオーリンズには堤防が築かれていたため、住民たちは街は安全だという誤った認識を抱いていたと、コロラド大学のデニス・S・ミレッティ教授は指摘する。ミレッティ教授は防災対策研究の第一
「ヤモリの足裏」の秘密をナノテクで実現 2005年9月 2日 コメント: トラックバック (0) Aaron Dalton 2005年09月02日 米国では自動車保険のマスコットという程度の存在だったヤモリが、それを超えた活躍を見せるかもしれない。このちっぽけな爬虫類が、強力接着シートの開発のカギを握る可能性があるのだ。 「粘りつく指をした」(sticky-fingered)と言えば、盗癖のある人を罵る意味になるが、ヤモリに対しては適切な形容だ。ヤモリの足裏は繊毛に覆われていて、これがヤモリに、1本の指だけでどんなに滑りやすい垂直の壁面にでもへばりついていられるというすごい能力を与えている。 米国のレンセラー工科大学とアクロン大学の研究チームは、ヤモリがへばりつく仕組みについての知識をもとに、強力な接着力を持つカーボンナノチューブのシートを作成した。この研究はこれからの接着剤の基礎を成すか
CDやDVDの寿命は意外に短い? 2004年5月14日 コメント: トラックバック (0) AP通信 2004年05月14日 2000枚以上のCDコレクションを携えて引っ越しをしたダン・コスターさんは、新居で音楽を聴いていて奇妙なことに気づいた。CDはいつも大切に取り扱っていたのに、きちんと再生できないものがあるのだ。 ノースカロライナ州のクイーンズ大学シャーロット校でウェブとグラフィックのデザイナーをしているコスターさんは、ひどく音が飛ぶ1枚を手にとって、照明に近づけてみた。 「ちょっとショックだった。まるで星座のように多数の小さな穴が空いていて、アルミニウム層を通して光が差し込んできた」 コスターさんのCDコレクションには、データ保持層が徐々に劣化する「CD劣化」が起きていたのだ。この現象がどの程度の割合で起きるのかはわかっていない。だがCD劣化のほかにも、DVDを含む光ディスクの耐用
ナノ粒子でガンを自滅させる新研究 2005年8月 5日 コメント: トラックバック (0) Howard Lovy 2005年08月05日 ジェイムズ・ベイカー博士が1991年に湾岸戦争から帰還したとき、ミシガン大学の同僚たちは博士の頭に『スカッド』ミサイルが直撃してそのまま残っているのではないかと思ったに違いない。ベイカー博士はかなり奇妙なアイディアを抱いて帰国したのだ。 そのうちの1つが、異常な細胞を破壊するのに生きたウイルスを使う代わりに、ナノスケールの人工の分子に特定の種類のガンと戦うように設計した極小の「巻きひげ」をつけ、体内に送り込むというものだった。 忘れてほしくないのは、1990年代初期の話だということだ。インターネットを知っている人もわずかだったが、「ナノテクノロジー」を知っている人はさらに少なく、これは間違いなく未来学者の領分で、主流の化学者たちのレーダー網にひっかから
『ディープ・インパクト』で想定外の観測結果(上) 2005年8月 3日 コメント: トラックバック (0) David McCandless 2005年08月03日 1ヵ月前の7月4日(米国東部夏時間)に米航空宇宙局(NASA)の無人探査機『ディープ・インパクト』が彗星に衝撃弾を撃ち込んだ(日本語版記事)が、その結果を受けて、異端視されているある宇宙理論を支持する非主流派の科学者たちが盛り上がりを見せている。 『エレクトリック・ユニバース』モデルを提唱する科学者たちは、自分たちが今回のミッションに先立って行なった予測はNASAのものよりも正確だったようだと述べている。 『サンダーボルツ』というサイトに集結しているエレクトリック・ユニバース・モデルの支持者たちは、電気の力は、宇宙物理学の一要素として適切に考慮した場合、定説の重力モデルが想定するよりも、この宇宙で重要な役割を果たしていると考え
光触媒材料で汚染大気を浄化するプロジェクト 2005年7月27日 コメント: トラックバック (0) AP通信 2005年07月27日 触媒コンバーターから代替燃料にいたるまで、大都市のスモッグとの戦いは何年もの間、車の燃焼機関と排気管の内部で行なわれてきた。 しかし、科学者たちは今、「賢い」建築材料を開発することによって、戦いの舞台を街なかに移そうとしている。こうした建材は、原材料の力を少し借りて空気を浄化にすることを目指すものだ。 科学者たちが期待するのは、自浄作用のある窓や浴室タイルなどですでに実用化されている技術を使い、日光や雨にさらされたときに汚染物質を分解して洗い流す材料を、都市部で広く塗布することだ。 スウェーデンの大手建設会社、スカンスカ社(本社ストックホルム)は「われわれは、とくにトンネル内で車両の排気ガスを分解するコンクリート壁を作りたいと思っている。また、都市の空気を
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