取材に応じた若手VCの3名。Beyond Next Venturesの矢藤慶悟さん(左)と松浦恭兵さん(右)、ANRIの川口りほさん(真ん中)。 撮影:三ツ村崇志 科学技術立国を目指す上で欠かせない博士人材。しかし、日本では博士の採用に積極的な企業は多くはない。 博士のキャリアパスはどこにあるのか。最近じわりと増えているのが、VC(ベンチャーキャピタル)での博士人材の採用だ。 日本では、岸田政権が成長戦略の一環として、宇宙や量子技術、AIや創薬といった長期にわたる研究開発が必要な、いわゆる「ディープテック系」のスタートアップの創出を掲げており、ここ数年の間に注目が集まってきた。この領域を支援するVCの間で、中途・新卒に限らず、自然科学の専門知識を持つ「博士持ち」の投資家が増加しつつある。 ディープテック系のスタートアップに特化したVCのBeyond Next Ventures(以下、BNV
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