/bin/shの実体としてはash(dash)、bash、kshの採用例が多い。どのシェルもBourne shellの機能に加えて、拡張機能を提供する。 FreeBSDなどの*BSD系のOSは、ashを/bin/shとして使っている。ashはPOSIX.1(POSIX:2008)にいくらかのBSD拡張機能を取り込んだシェルだ。メモリをあまり消費せず、高速に動作し、ほかのライブラリに依存することが少ない。従って、rootやレスキューシステムのインタラクティブシェル、システムのシェルスクリプトといった場面で採用されている。 Mac OS Xはbashを/bin/shに採用している。FedoraやopenSUSEなどのLinuxディストリビューションもbashを/bin/shに採用している。LinuxディストリビューションでもUbuntuやDebian、Linux Mintなどは、高速に動作する