連城三紀彦 一九四八年愛知県生まれ。早稲田大学卒業。七八年に『変調二人羽織』で「幻影城」新人賞に入選しデビュー。八一年『戻り川心中』で日本推理作家協会賞、八四年『宵待草夜情』で吉川英治文学新人賞、同年『恋文』で直木賞を受賞。九六年には『隠れ菊』で柴田錬三郎賞を受賞。二〇一三年十月死去。一四年、日本ミステリー文学大賞特別賞を受賞。 「2022年 『黒真珠 恋愛推理レアコレクション』 で使われていた紹介文から引用しています。」
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「私という名の変奏曲」 犯人は誰だ? 人気と美貌を持つ23歳。愛くるしい笑顔に可憐な美声を持ち、世界的なファッションモデルに駆け上がった美織レイ子。一方で、傲慢でわがままで二重人格。悪魔に人間らしさ全てを売り払ったような娘。カメラマン、女性デザイナー、新進デザイナー、若社長、ファッションモデル、ディレクター。彼らはレイ子を殺したいほど憎んでいると彼女自身が名指しした。しかし、残り1名はまだ名前を明かせないと言う。そんな意味深なメッセージを発した後、レイ子が死んでしまう。 とすると、犯人は誰だ?となる訳だが、捜査線上に浮かんだ7人皆が自分がレイ子を殺したと思い込んでいる。犯人は誰が?から、どうやって7人が同じ人間を殺せるのか?、に変わっていく。作者のことばにはこうある。 他の多くのミステリーと同じように、この物語でも殺人事件が起こります。しかし、普通のミステリーでは最後まで隠しておいた方が良
連城三紀彦さんのことは、地球っこさんのブックリストで知りました。何にそんなに惹かれたかというと、ずばり、この〈連城三紀彦〉さんという、お名前。〈三国連太郎〉とちょっと似てるような…けど、もっと華があってなんか流れるようにしなやかで、影もあるんですよね。ペンネームだそうです。お写真を拝見するとちょっとユースケ・サンタマリアさんに似ていると思いました。残念ながらもう他界されているそうです。 さて、作品ですが、〈口紅〉や〈マニキュア〉など、ささやかな紅色がよくモチーフとして使われています。 私が一番印象に残ったのは、「恋文」という作品で、子供のような年下の旦那が主人公の女のお気に入りのマニキュアで窓ガラスに桜の花びらの絵を描いて、出て行ってしまったお話です。その旦那は結婚前に付き合っていた女が病気で余命半年ほどだと知らされ、その女と一緒にいてやるために、奥さんに「離婚してくれ」と頼むのです。「ど
【本棚登録】『家康、江戸を建てる』門井慶喜 booklog.jp/item/1/4396634… — suu (@yuppi0) 2016年11月23日 - 16:50 【本棚登録】『落陽』朝井 まかて booklog.jp/item/1/4396635… — suu (@yuppi0) 2016年11月23日 - 17:33 【本棚登録】『恋歌』朝井 まかて booklog.jp/item/1/4062185… — suu (@yuppi0) 2016年11月23日 - 17:33 【本棚登録】『花競べ 向嶋なずな屋繁盛記 (講談社文庫)』朝井 まかて booklog.jp/item/1/4062770… — suu (@yuppi0) 2016年11月23日 - 17:35 【本棚登録】『眩』朝井 まかて booklog.jp/item/1/4103399… — suu (@yuppi
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