渡辺幸三さんが、XEADというデータモデリング用ツールを公開されています。ぼくは、このモデリングツールが描く絵の「美しさ」に強く惹かれます。 ERDにおける「1:多」関係を、インデントと項目を繋ぐなめらかな曲線によって示しています。この曲線を、渡辺さんは「ふくよかな弧」と呼ばれていたと思う。このツールでは、「1:多」の論理的な関係と、空間的配置関係(インデント)が逆転すると、弧が「乱れる」んです。こうやって、人間が持っている美意識と論理構造をマップすることによって「気持ち悪い絵」が「間違ったモデル」となります。つまり、右脳的な感覚でもって、左脳的な論理のガイドラインをつくっている! もともと、構造とは、形、であって、空間配置のこと。建築ではこのことは明白です。ソフトウェアでは、構造が空間とは無関係であり、空間との関係を取り戻すことでより理解可能性の高いモデルをつくろう、というのがモデル主導
楠正憲氏の「わたしのチープ革命」 http://d.hatena.ne.jp/mkusunok/20050626/p1 が面白い。フォーサイト誌「ウェブ社会[本当の大変化]はこれから始まる」 http://www.shinchosha.co.jp/foresight/web_kikaku/u105.html を一部引用してくださっているわけだが、この「わたしのチープ革命」もブログならではの、商業誌では書きにくい内容で、僕がこの論文の中に書き込みきれなかった「本音の部分」を補っていただいている。本欄でここ数日にわたって、僕がなぜ「勉強好き少年」云々などという言葉を使ったり、「大企業に勤める同世代の連中」について思い巡らせているのか、ということとも密接に関係する。 楠氏は自らが記者志望だったということもあり、新聞記者という職業を例にあげて本論を書かれているが、ポイントはここだ。 寄らば大樹,い
私がやっている会社は、いまのところ私1人の会社だ。 最近だと「ベンチャー」とか、昔なら「零細企業」など、小さい会社を指す言葉はいろいろあるが、少なくとも何人か社員がいるのが普通だと思う。 1人だと、とにかく1人しかいないわけだから、社長から営業、経理、マネージャー、開発、総務、雑用まで、ぜんぶ1人でやる。会社といっても、いわゆる「フリーランス」の人と同じような境遇だ。 すべてを自分でやるという、このたいへんさと面白さは、きっと経験しなければわからないだろう。すべてを自分でやり、すべて自分の責任だが、すべてを自分で自由にコントロールできる。 私は3年くらい前に独立したのだが、独立にあたって大きく触発されたものに、ダニエル・ピンクの『フリーエージェント社会の到来』(原題「Free Agent Nation」)という本がある。アメリカで、ごく小さな会社やフリーランスというかたちで働いている人が爆
淡路島の棋聖戦観戦から戻った翌日はちょうど七夕で、朝からはてな仕事。ちょうどその日の午後4時くらいに「はてなマップβ版」 http://map.hatena.ne.jp/ リリースがあった。「Google Maps API」が公開されてからわずか10日。なるほどTim O'Reillyが言う「Remix」の世界とは、こういうスピード感で実現してくるのだなということを実感することができた。「Google Maps API」公開の意味については、「2大ウェブ地図サービス、API公開で「ハッキング」を呼びかけ」という記事 http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20050708304.html が参考になる。 グーグル社がグーグル・マップスAPIを公開する以前にも、グーグル・マップスと外部のデータを組み合わせる新サービス(日本語版記事)はい
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