水や電気のように、ネットワーク経由でアプリケーションを提供する――。そんなASP(アプリケーション・サービス・プロバイダ)モデルの正当性を立証する企業が現れた。顧客管理ソフトウエアをネット経由で提供するビジネスで躍進中のセールスフォース・ドットコムだ。その経営の模範は、マイクロソフトだという。 Q ASP事業に着目した理由は? A ソフトウエアをユーティリティとしてとらえたからです。従来のソフトウエアは、企業が購入してインストールし、時間がくればアップグレードをし、さらにメンテナンスも必要という手間がかかるものでした。しかし、ユーティリティとしてとらえれば、水や電気と同じように、インターネットに接続すればいつも新しいバージョンが使えるものとして提供できます。 Q セールス支援などのCRM(顧客管理ソフト)を選んだのはなぜですか。 A シーベル・システムズがこの分野で失敗していたからです。シ
7/7にsalesforce.comのフォーラムへ行ってきた。 このフォーラムで行われたマーク・ベニオフの基調講演と、その後行われたsalesforce.com summer '05のデモンストレーションは未来の業務システムへの示唆溢れる内容だった。セミナーでSOAの抽象論を何度も聞くよりもこのsalesforce.comを理解することに努める方がSOAの理解はよっぽど早いに違いない。 まず、salesforce.comの新バージョンSummer '05の概要を説明し、それからこのシステムから読み取れるsalesforce.com、そしてマーク・ベニオフが視ている業務システムの未来を解説することにしよう。 salesforce.comはアプリケーションホスティング型のCRMだ。salesforce.comのサーバー上でアプリケーションが動作しており、ユーザーはWebブラウザなどからsale
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く