9月19日。任天堂前社長の山内溥(やまうち・ひろし)氏がお亡くなりになりました。 1983年発売のファミコンを世界的ヒット商品に育て上げ、任天堂を全世界のゲーム産業のトップランナーに押し上げた人物です。もし山内氏がいなかったら、世界のゲームビジネスはまるで違うものになっていたでしょう。 ファミコンの普及によりゲーム産業の礎を作ったのみならず、新陳代謝の激しいデジタル産業で「ゲームボーイ」「スーパーファミコン」などのゲーム機を立て続けにヒットさせた、その持続力も素晴らしいかぎり。30年にわたり、ついにトップランナーであり続けたゲーム企業は任天堂だけです。その経営の安定感は驚くべきものです。 いま、山内氏死去の報を受け、その経営戦略などについて、様々なエピソードが語られています。その多くはファミコン以降の話で埋め尽くされているでしょうから、当コラムでは、じつは携帯ゲーム機のヒットこそが最大の功
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