一条真也です。 『最強の系譜』那嵯涼介著(新紀元社)を読みました。素晴らしい名著でした。本当は昨年読了していたので、「一条賞」に選ぶ予定でしたが、諸般の事情で、ブログ掲載が今年になってしまいました。「プロレス史 百花繚乱」というサブタイトルがついています。プロレス史専門ムック『Gスピリッツ』(辰巳出版)に、2008年から現在まで著者が寄稿してきた、論文や評伝、インタビューといった文章のほぼすべてを1冊にまとめたものです。著者は1965年、埼玉県出身。本名非公開。格闘技史研究家。ライター。2008年、『Gスピリッツ』誌に「Uの源流を探る―カール・ゴッチとキャッチ・アズ・キャッチ・キャン」を寄稿、ライターとしてデビューしました。正直、こんな凄い書き手がいることを知りませんでした。感動です! 本書の帯 本書のカバー表紙には、左上から時計回りにルー・テーズ、カール・ゴッチ、ダニー・ホッジ、ビル・ロ