Windows OSに標準搭載されている仮想化システムHyper-Vは、これまでOSのバージョンアップとともに幾つかの機能が追加されてきた。 Windows 10(Anniversary Update以降)やWindows Server 2016では、新たに「Windows NAT(以下WinNATと呼ぶ)」というNAT(ネットワークアドレス変換)機能が搭載されているので、本TIPSではそれを紹介する。 ネットワークアドレス変換を行うNATとは? NATとは、IPアドレスやTCP/UDPなどで使用しているポート番号を変換して通信する機能のことだ。一般的には、組織内や家庭内にある多数のネットワーク機器をインターネットに接続する時に使われていることが多いだろう(ブロードバンドルーターや無線LANが持つ標準的な機能)。 一般的にローカルのLAN上ではプライベートIPアドレスを使ってネットワークを
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