ほんの2年前、チームコラボレーションアプリ分野ではSlackのシェアや評判が圧倒的に強く、「マイクロソフトのTeamsは使い勝手がSlackに比べて悪く、ユーザー数も見劣りがする」などと言われていた。ところが、Teamsがユーザー数でSlackを追い抜いたことで、近い将来Slackを引き離すとの分析まで現れている。優良企業顧客を狙ってGAFAの一角であるグーグルも参戦するチームコラボアプリ戦国時代において、Teamsは本当にSlackを破れるか。在米ジャーナリストである筆者が、勝敗の鍵を握ると思われる3つの視点から探る。 Teamsの追い上げ、米メディアは手のひら返し つい2年前までチームコラボアプリの関連記事には、「Slack強し」「Teamsが追い上げるも壁は高い」というような論調があふれていた。2017年3月にローンチされたTeamsと比較して、Slackは4年近く早い2013年8月
