ブックマーク / michikaifu.hatenablog.com (8)

  • iモードの評価と「馬跳び現象」 - michikaifu’s diary

    夏野さんと孫さんのツイッター喧嘩に端を発した「iモードの評価」について、池田さんが書いた記事をRTしてコメントをつけたら結構反応があったので、ちょっと解説しておく。 http://news.livedoor.com/article/detail/6054212/ iモードの価値評価については、世界のケータイ業界ではすっかり定まっていると思う。私の考えも、それ以上でも以下でもない。当時の携帯電話の技術水準や「音声オンリー」であった業界趨勢において、画期的なサービスであった。規模がモノをいう「コンテンツ・パブリッシングと課金を提供するプラットフォーム」を大手がブランケットとして提供し、その上で栄枯盛衰は激しいが小さい投資で作れるコンテンツ/アプリが百花繚乱するという「プラットフォーム+エコシステム」の考え方も画期的だった。2000年代初め頃は、このiモードの成功が携帯業界では世界的に注目され、

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    yyohei
    yyohei 2011/11/26
    イノベーションのジレンマ。
  • 「発送電分離」と通信のアナロジー - michikaifu’s diary

    あらかじめ申し上げておくが、私は東電を擁護する気はまったくなく、経営面で東電がパニッシュされることはまぁ当然だろうと思う。ただ、世上よく言われる「発電と送電の分離」に関しては、絶対反対ではないが「今」やるのがいいのかというと、通信を20年近く見てきた肌感覚で「今は適切ではないのでは」と思ってしまう。電力のことはあまり知らないので、これはあくまで、似たコスト構造をもつ通信とのアナロジーによる感想である。 電力も通信も、設備投資が巨大なユティリティ産業である。いったん投資したり仕組みを導入したりすると、その影響が長い期間に及ぶ。個々のユーザーが支払う料金の単価が非常に小さく、そのために膨大な数のユーザーを持つという「規模」が、製造業以上に大きな参入障壁となる。巨大な投資を10年単位で回収することが可能な体力がなければやっていけない。 通信は日ではモノポリーから出発して、1985年以来、何度か

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    yyohei
    yyohei 2011/05/19
  • ソフトバンクの携帯がつながりにくいのは「戦略の違い」に過ぎない - michikaifu’s diary

    共同通信の「ソフトバンク携帯を使うな」というお達しが記事になり、ソフトバンク携帯の「つながりにくさ」について話題になっている。 「使えないソフトバンク携帯」 共同通信デスクが怒ったわけ : J-CASTニュース TwitterのTLで、「SBは800MHzを持ってないから、周波数割り当てがケシカラン」という意見が飛び交ったので、「専門家でない人にはそう思われちゃうのかな、困ったもんだ・・」と思ったのだが、上記の記事を読むと、SBの公式見解がそういうことになっているらしい。 ちょっと待て。全く関係ないわけじゃないが、それではあまりに説明不足。素人である記者がそう思いこむのは仕方ないが、それなら素人にもちゃんとわかるように説明しないといけないと思う。(専門性といったって、エンジニアである必要すらない程度の話なのだから、「こういう記事書く記者が素人である」こともまた問題だと思うのだが、それはまた

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    yyohei
    yyohei 2010/09/12
    携帯のつながりやすさは、周波数帯だけでなく、1基地局あたりのデータ使用量が大きく関係する。iPhoneはデータ使用量が多いので、少数のユーザでも自然とつながりにくくなっていく。
  • 「光の道」より「テレビ」対策 − 「ジャンボジェットとコンコルド」 - michikaifu’s diary

    「光の道」議論がまだつづいているようなので、もう二つ言っておくことにする。 保守コストの件 ソフトバンクの主張する「銅線を光ファイバーにすれば、保守費用が安くなる」という話。攻撃側ソフトバンクも、守備側NTTも、具体的な数字の根拠を挙げていない(それぞれ大人の事情?)ので「体感」でしか言えないが、私には「光」と「銅」の保守費用は、少々ぐらいは違うかもしれないが、例えば10倍といったレベルで劇的に違うということはない、と見える。 光と銅は、それぞれ得意・不得意がある。確かに、銅は水に弱い。しかし、曲げに強く、取り扱いが多少荒くても大丈夫。光は水には強いが、物理的には「ガラス」なので壊れやすく、曲げに弱い。オフィスなどで光ファイバーがあれば見てもらうとわかるが、基的に「まっすぐ」か、または「そぉっと円形に丸めてある」かのどちらかのはずだ。鋭角に曲げれば折れる。また、電話の保守につきものの「つ

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    yyohei 2010/05/13
    ヤマト運輸の本で、小倉昌男が全く同じようなことを物流の例でも言ってた気がする。
  • 電波鎖国するとiPhoneが日本で使えなくなる - michikaifu’s diary

    引き続き、700MHz周波数割り当てについて。 総務省周波数委員会「700/900MHzペア」で利用の方向も、大臣発言に配慮して変更余地残す | 日経 xTECH(クロステック) BLOGOS(ブロゴス)- 意見をつなぐ。日が変わる。 「携帯電話等周波数有効利用方策委員会」の報告内容を全部読んでおらず、上記の記事の情報だけをもとに書いていることを断っておく。(報告書がネットで公開されているかどうか、調べていないので不明。すいません、今ちょっと忙しくて・・) 要するに、「すでに使っている人がいるので仕方ない」「それをどかす交渉をしていたら時間がかかってしまう」「国内メーカーのコスト構造に関しては問題なし」という3点がポイントのように思える。 最初の2点については、私もそんなことは百も承知で、たとえサービス開始を遅らせても、長期的には、今頑張って既存保有者の方々と調整して他に移ってもらう苦労

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    yyohei
    yyohei 2010/04/16
    周波数政策調査中。
  • 「電波鎖国」関連記事まとめ - michikaifu’s diary

    先日、私の書いた、「次の携帯周波数割り当てで、日が世界と異なる電波を割り当てようとしているため、ますます日が孤立する」という話につき、いろいろ関連記事がある。今朝は孫さんが池田さんの記事をTwitterでRTされていたので、思い出した。自分の覚えも兼ねてまとめておく。 周波数政策を誤れば「棺桶の蓋に釘」となる - Tech Mom from Silicon Valley 私の前回エントリー 池田信夫 blog : テレビ局が次世代携帯を殺す 池田信夫氏のブログ ASCII.jp:「ガラパゴス化」する日の周波数割り当て (1/2)|池田信夫の「サイバーリバタリアン」 池田信夫氏のAscii記事 総務省の700/900MHz作業班,「このままでは日は孤立」とクアルコム | 日経 xTECH(クロステック) 日経IT Pro記事、クアルコムの主張 「ガラパゴス化の張人と言われ悔しい思い

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    yyohei
    yyohei 2010/03/20
  • 周波数政策を誤れば「棺桶の蓋に釘」となる - michikaifu’s diary

    前回の続き。現象としてのパラダイス鎖国は日のいろいろなところに現出しているが、それに対してどうすればいいかということについては、それぞれの人や企業のおかれた立場や持っている強みなどにより、違うことをやらないといけない。「ニッポンはこうすべきだぁ」とすべての日人をひっくるめて議論する時代は終わり、それぞれが自分の強みを活かして多様化することが、結果的に鎖国の弊害から日を救うことになると思う、という話は「パラダイス鎖国」のに延々と書いたので、そちらを参照してほしい。 そういうことで、個別の話はそれぞれなのだが、一つ言いたいのは、通信における政府の役割として最も重要な(これまでのどの時代にも増して、ものすごくクリティカルな)役割、周波数割り当てのことである。産業政策とかICTの将来像とか、そんなどうせ誰にもわからないことは群集知に任せ、他の人にはできない役割として、当にこれはしっかりや

    周波数政策を誤れば「棺桶の蓋に釘」となる - michikaifu’s diary
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    yyohei 2010/02/23
    政策が産業に手をだすべきは、こういう「規格」やら「割当」の部分だろう。
  • FacebookとTwitterが勝ち組になると思う理由 - 不況と熟成期 - michikaifu’s diary

    アメリカのソーシャル・ネットワーク(SNS)はFriendstar→MySpace→Facebookと流行が移り変わってきた。そんな中で、Facebookは「最終目的地(Final Destination)」になるか、という記事が最近目に留まり、これに対する意見を英語ブログに書いた。「Final Destination」という映画と、ウェブ系サービスを表現するのに、「tool/enebler」などと区別して、そのサイトに人を集めるタイプのものを「destination」と言うのの両方をかけている。日語で言えば「勝ち組になるか」と言っていいだろう。 06年はYouTubeの年、07年はFacebookの年、08はTwitterの年だったわけだが、今年は未だに「何の年」と言えるほどの大型ベンチャーがないねぇ、ということを別の記事に書いて、ある方にTwitterでつぶやき返していただいたりした

    FacebookとTwitterが勝ち組になると思う理由 - 不況と熟成期 - michikaifu’s diary
    yyohei
    yyohei 2009/08/29
    『不況というのはベンチャーにとって「熟成期」でもあるわけだ。』好況でないとわいてこないバブル企業ではいかん。
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