これまでに4回に渡り、山崎徳之が本連載「ソーシャルグラフの可能性を探る」を執筆してきましたが、今回から伊地知晋一が担当し、主にソーシャルグラフのビジネス的側面について解説していきます。 参加のアーキテクチャからソーシャルグラフへ ブログやSNSに代表される「参加のアーキテクチャ」を持つウェブサイトでユーザーが行動することで生み出されたCGM(UGC)は膨大な数となり集合知となることで、辞書や商品レビュー、Q&A、評価、などとしてユーザーに利便性を与えている。 また、ユーザーが行動することで生み出される集合知の種類は、ブログやSNSの日記だけではなく、友達とのリンク、ソーシャルブックマーク、RSSリーダー、レビュー、レーティング、サイトの訪問履歴(足あと)、ECの購買履歴、など多岐に及んでいる。このように集合知は「参加のアーキテクチャ」を持つウェブサイトが増えるにつれて、増大していくと言える