北アフリカの音楽(きたアフリカのおんがく)とは、アフリカ大陸の北側、サハラ砂漠以北の地域の音楽である。サハラ砂漠以南の黒アフリカの音楽様式、バントゥー系などの音楽文化等とは区別され、西アジア(西南アジア)あるいは、中東(中近東)の音楽と様式的に近い特徴を持つ。 国で言えば、モロッコ、アルジェリア、チュニジア、リビア、エジプト、モーリタニアなどの音楽を指す。 北アフリカの音楽は、中近東音楽の一部としての側面が強い。アラブ・イスラーム圏の音楽文化、つまり中近東の音楽文化には、マグリブの音楽、マシュリクの音楽という分け方が存在する。日が没する西方の地域の音楽と、日が昇る東方の地域の音楽であるが、このマグリブの音楽の全体とマシュリクの音楽の一部分が北アフリカの音楽である。 マグリブの音楽 モロッコ、アルジェリア、チュニジア、リビア マシュリクの音楽 エジプト。(中東のレバノン、シリア、イラクも含ま