広がれ点字付き絵本 出版社が連携し本作り 2007年03月17日 ■絵柄を工夫・色に凹凸…価格も手頃 主に手作りに頼っていた点字付き絵本を普及させようと、ライバル同士の出版社が協力して本作りに乗り出している。きっかけは、大阪で点字絵本を作り続けてきたボランティア団体の呼びかけ。活動をもとに2冊の楽しい絵本がすでに出版された。シリーズ化を目指しているという。 点字付き絵本「きかんしゃトーマス なかまがいっぱい * * * 「てんやく絵本ふれあい文庫」(大阪市)は84年から、これまでに8000冊以上の絵本をボランティアの手によって点訳して貸し出してきた。代表で全盲の岩田美津子さん(54)が「息子と一緒に絵本が読みたい」と思ったことが始まりだった。しかし、手作業では点訳できる数が限られた。 岩田さんは「目の見える人も、そうでない人も一緒に楽しめる点字絵本を印刷してもらい、もっと多く普
図書館ネコ「デューイ」,その生涯を終える(米国) 欧米では,マスコットキャラクターとして館内でネコを飼っている公共図書館が数多くある。このような図書館ネコ(Library Cats)の中でも有名な存在だった,米国アイオワ州スペンサー(Spencer)公共図書館の「デューイ・リードモア・ブックス(Dewey Readmore Books)」が2006年11月29日に永眠したと,同図書館ウェブサイトのトップページで発表された。 デューイは1988年1月18日の夜に,スペンサー公共図書館の返却用ブックポストに捨てられていたところ,翌朝図書館の職員に発見され,保護された。その後図書館評議会と市参事会の承認を経て,同図書館の正式な「スタッフ」の一員に迎えられることとなった。デューイという名前は公募によって,「デューイ十進分類法」から名付けられた。餌の費用は利用者や愛猫家からの募金によってまかなわれて
雑誌は不振、書店は苦境 2006出版界この1年 [掲載]2006年12月24日 [評者]宮崎健二 「ハリ・ポタ」イヤーだったにもかかわらず、全体の底上げには至らず今年の出版物の販売額は前年割れが確実だ。雑誌は不振、書籍はささやかに健闘、という1年だった。 出版科学研究所によると、1〜10月の推定販売額は約1兆8038億円で前年同期に比べ2.1%下がっている。内訳は、雑誌が約1兆45億円と4.7%減で、10年連続の前年割れが必至だ。これに対して書籍は7993億円と1.4%増。「ダ・ヴィンチ・コード」ブームや、書店店頭を席巻した塗り絵本など、話題が目立ったのも確かに書籍の方だった。 ソフトバンク新書、朝日新書、幻冬舎新書など、引き続き新書の創刊が相次いだ。『国家の品格』に象徴されるように、ごく一部の新書本が極端に売れる現象は今年も続いた。 書店の苦境がいっそうあらわになった年でもあった。日本書
【ネットオリジナル】〈デジタルアーカイブ あの日 あの時〉戦艦「大和」、史上最大の46センチ砲を設計(1928~1937年) 北栄町出身、斎尾慶勝氏…砲塔たやすく旋回
「共同保存図書館設立を」 収容能力を超えた本の保存対策 2006年11月24日 収容能力を超えた本をどのように保存するか――全国の図書館が頭を痛める問題を前に、東京・多摩地域の元図書館長らが加わる市民グループでは、自治体の枠を超えて必要な本を共同で保存し利用する共同保存図書館構想を提唱している。市町村共同の本格的な保存図書館は日本では例がない試みで、「本の保存問題で悩む他地域の図書館のためにもぜひ実現したい」と協力を呼びかけている。 この市民グループは「NPO共同保存図書館・多摩」。理事長は元調布市立図書館長の座間直壮さんで、理事は元図書館関係者や、和光大教授の津野海太郎さんら8人。呼びかけ人には、作家の林望さん、筑摩書房専務の松田哲夫さんらが名前を連ねている。 構想が生まれたきっかけは、東京都による都立図書館の「改革」だ。情報サービスの推進などが打ち出される一方で、蔵書は都立図書館全体で
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