ベトナムには至るところに個人経営の薬局がありまして、大体白衣を着た女性がその店で薬の販売をやっています。しかしこの女性たち、正式な薬剤師の免許を持っているかはその店次第。いかにも薬の専門的な知識がありそうな格好だけで、中身は普通の素人なんてこともあるようですから店選びは慎重にいきたいところです。 バイクで乗り付けてさっと買って帰る。小さな雑貨店と似たようなものです。 こちらでは病気やケガの状態を伝えて適切な薬を処方してもらいます。また薬も一箱ではなく、何回分といったバラ売りも可能です。出先でたまたまバンドエイドが必要になったことがあったんですが、バンドエイドも一枚から売ってくれました。値段は3000ドン(15円ぐらい)だったんで箱で買うより若干割高ですが便利。 日本ではちょっとした薬を買うときはドラッグストアを利用する人が多いと思います。私が子どもの頃は近所に個人経営の「薬局」があったもの
今回はちょっと趣向を変えて国際結婚の言語問題について。自分の実生活を交えて記載します。うちは夫婦での言語はベトナム語です。もし国際結婚で配偶者が日本語を話す場合はそのまま置き換えて考えてもらえればと思います。 ・感覚を説明する困難さ 外国語で意思疎通を図る場合、その人の外国語能力にも依りますが細かいニュアンスを伝えきるのは至難の業です。特に感覚的な部分は同じ日本人同士であれば「言わずもがな」で片付きますが、外国人相手となるとそうはいきません。そこを相手に100%理解させられない葛藤は常にありますし、骨を折ります。 ・無意識に使ってるエネルギー どれだけ流暢に喋ったとしても、外国語である限り日本語よりエネルギーが要ります。通常より集中力を費やしますし、発話でも通常より頭を使います。平常時であれば意識するものでもないですが、疲れているときや余裕がないときなどはベトナム語で話すのが面倒くさいと感
健康問題が囁かれていた中で突如辞任を発表した安倍総理。辞任に関するニュースはその日のベトナムでも報道されていました。しかし辞任に至る経緯などの詳細に触れることはなく、ベトナム人の間ではとりあえず辞めたことは知っている程度の感じです。ちょっと掘り下げても「健康上の理由で」と付け加えられている程度でしょうか。 ベトナムの政治体制と日本の政治体制は全く異なるので、ベトナム人に限られた時間の中で詳細を伝えるにも限界があるようにも思えます。実際私が嫁に日本の政治に対して説明するのも苦労がありまして、根本的な概念が異なっているのでそこから説明する必要があります。 (具体的には「与野党って何?」とか「何で野党なんているの?」などなど) 安倍政権や自民党のやり方に反感を持っている人はそれなりにいると思いますが、とりあえず「お疲れさまでした」すら思わない人が結構いるようです。私は記者会見を直接見てはいません
習近平が中国人に対して過度な食べ残しを辞めさせるべく、SNSで大食いなど食の浪費に関する投稿を削除させているそうな。大食いがその食の浪費に当てはまるかはともかく、食べ物を粗末にしないよう啓発するのはいいことかと思います。中国では人をもてなす際に食べきれないほどの量を注文する食べ残し文化があるのは知る人ぞ知るところ。 ベトナムでも似たような傾向がありまして、やっぱり人に依っては食べきれない量の食事でもてなす文化があります。しかし最近の若者は食べきれない量を注文するのは「もったいない」という気持ちが働き、基本的には食べきれる量だけ注文するのが多数派になっています。ただこの「もったいない」ですが、食べ物の浪費でもったいないというより、単にお金がもったいないという気持ちのほうが強いんだと思います。 因みにベトナムのレストランでは食べきれないときに、残った料理のテイクアウトができる店も多いです。店も
ベトナムでは自宅で結婚式を挙げることが多いです。なので地方出身者の知り合いに結婚式に招待されたら新郎新婦の田舎まで足を運ぶことになります。しかし地方の結婚式で多いのは、平日に式を挙げるということ。会社を休んで地方まで足を運ぶのは中々骨が折れるので何とかならんかと思いつつ、今日はその点について解説します。 ①何より日取りが大切 ベトナムにも日本でいう「大安」や「仏滅」に当たる日があります。ベトナムではこの「大安」に当たる日に式を挙げるこだわりが強い人が見られます。自宅で式を挙げるので、縁起がいい日だから値段が高いなども気にする必要はありません。どちらかと言うと式を挙げる本人たちより親など年長者の意向が強いような気もしますが、その日が平日であったとしてもお構いなしです。 ②地方での平日とは 地方では会社勤めをしている人が少ないので仮に平日に式を挙げたとしても、参加するのにそれほど難儀しません。
ほしいものがあったので通販で注文しました。店の人が言うには次の日の午前中に届けるとのこと。その日の午前中は予定がありましたが、その予定を午後にずらして自宅で商品が届くまで待機します。しかし待てど暮らせど商品は届きません。しびれを切らした嫁が店に電話をすると、 「今日の午前中は配達数が多くて忘れてました。午後に持っていってもいいですか?」 とのこと。忘れた言い訳が「配達数が多かったから」という稚拙さはここでは触れないでおきましょう。嫁は怒って注文をキャンセル。 「キャンセルしたから他の店で買って!!」 と私に言います。私はキャンセルまでしなくてもと思いましたが、予定をずらしてまで待ったにも関わらず忘れられた嫁の怒りも理解できなくはないです。しかし数年のベトナム生活を通じて身につけた私の考え方ではもはや怒りを感じません。 ・始めから次の日の午前中に持ってくるとは思っていない 基本的にベトナムの
オフィスが入っているビルのトイレは基本共用なんですが、出社して始業前にトイレに行くと鏡の前でワックスをつけて髪形のセットをしているベトナム人男性に出くわすことがあります。 「家でセットしてこいよ」 と思うかもしれませんが、ベトナムの事情を考えれば分からんでもありません。というのもベトナム人はバイク通勤が普通なので、家で整髪料を使ってセットしたところで、通勤中にヘルメットと風で髪形が崩れてしまいます。というかヘルメットの型に髪形が固まってしまう可能性もありますし、ヘルメットの内側に整髪料がつくなど良いことがありません。バイカーでなくても容易に想像つくでしょう。 こういった事情からオフィスに出社してから髪形をセットするベトナム人男性もチラホラいるわけです。 バイク通勤は女性のメイクの観点からも色々難儀があります。砂埃の防止にマスクをつけますが、それが理由で化粧崩れが起きやすくなります。夏場であ
日本のニュースや新聞でちょいちょいベトナム人が登場することがあります。ほとんどは実習生や留学生絡みの記事ですが、日本語で表記する場合ベトナム人名は全てカタカナで書かれています。今日はベトナム語のカタカナ表記について思うことを書きます。 ベトナム語のカタカナ表記はこれといった規定がないみたいですが、書き方は大きく以下の2つに大別されます。 ①綴りに沿ったカタカナ表記 ②発音に沿ったカタカナ表記 例えばベトナム人で「Long」という男性名がありますが、①に則れば「ロング」と書かれ、②では「ロン」となります。実際のところは「ロン」で書かれることが普通です。 Phươngという名の女性。カタカナ表記は主に「フン」と「フォン」の二通りがあるが、カタカナ表記で読むと全く違う名前になる。 基本的には①よりも②に沿って書かれることが多い気がします。しかし②には少し問題がありまして、発音が北部なのか中部なの
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