太陽の塔に入ってきた。 大阪万博をリアルタイムで知らない私ら以下の世代だと知らないかもしれないが、太陽の塔は万博当時、中に生命の樹という生物の進化をたどる展示があって、エレベーターで上の方まで上がり、腕から外の大屋根に出るような仕掛けになっていた。万博閉幕以降、塔の中は長いこと立ち入り禁止だったが、近年、若干の整備をして限定公開を行っていたわけ。 でもその公開も今月末をもっていったん終了し、次の公開は万博40周年の2010年の予定とのこと。この機会になんとしてでも見ておかなければ、ということで今回の公開に応募し、無事中に入ることができた。 塔の後ろ側にある入り口から入ると、中はいくつかの工事用ランプがあるだけでかなり暗い。地面からしんしんと這い上がってくる冷気と若干の黴臭さ。 原色の枝を持つ生命の樹がはるか上の方まで、ゆるい螺旋を描きながらそびえたち、枝のあちらこちらに三葉虫や恐竜、猿人な