初めての劇場、ワクワクドキドキ胸は高鳴る! 相鉄線・西横浜駅。モロ昭和の風情の藤棚商店街は俳優・歌手の黒沢年男の出身地、脳内に「時には娼婦のように」をループし歩くこと10分。京急線・戸部駅からも徒歩10分。おお、あった~! これほど節操なく幅広く奇抜な特集をしてるところはない。特撮映画、旧作テレビアニメや劇場アニメ映画、アクション洋画、ロマンポルノ、インディペンデント系の新作、ハリウッドやヨーロッパの旧作、ミュージカル……何でもアリ! 今月の名画座「シネマノヴェチェント」 川崎市の「読売ランド前」にあった、バーとミニシアターの「シネマバー・ザ・グリソムギャング」。ロバート・アルドリッチ監督の『傷だらけの挽歌』(1971)の原題が店名で、映画と飲食をミックスした知る人ぞ知る映画人とマニアの集う場だったが、建て替えの為閉館。オーナーは条件に合う物件を探し、ここを見つける。元カラオケパブを居抜き