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ブックマーク / watashinim.exblog.jp (12)

  • 鈴木裕子氏からの寄稿 | 私にも話させて

    私の尊敬する女性史研究者・鈴木裕子氏が、私の論文を高く評価して下さっているとのことだったので、文章の寄稿を依頼したところ、ありがたいことに快諾して下さった。下に、鈴木氏からいただいた文章を掲載する。鈴木氏が指摘している<朴裕河現象>は、<佐藤優現象>と同質の、重要な現象であり、朴裕河をどう評価するかは、ある種のリトマス紙の役割を果たしている。 なお、鈴木氏の著作からは、私は非常に多くのことを学ばせていただいている。特に、鈴木氏による、「国民基金」と、その推進者をはじめとした「国民基金」に関する言説への批判(特に、『天皇制・「慰安婦」・フェミニズム』(インパクト出版会、2002年))は、私の論文の所論とも密接に関連していると思うので、私の論文に関心を持った読者には是非読んでいただきたい。 下のリンク先で、鈴木氏の最近の文章を読むことができる。 「国民基金」(女性のためのアジア平和国民基金)と

    鈴木裕子氏からの寄稿 | 私にも話させて
    zaikabou
    zaikabou 2015/02/03
    これ6年前だけど、朴裕河現象と佐藤優現象の同質性、みたいな指摘もあるね
  • メモ32 | 私にも話させて

    辛淑玉の宇都宮健児への応援演説というのを見て驚いた。その中で、こんなことを言っている。 「いま日で起きているのは、日人の二級市民化です。 まさに、「朝鮮人」のように扱われるのです。 それは、ダメなのですよ。 日人でも、なに人でも、人は、人として、ちゃんと扱われないといけないのです。」 http://takumiuna.makusta.jp/e240907.html 辛はこの演説の中で、「今、ヘイトスピーチが鳴り響く東京で、朝鮮人は「殺せ」とまで言われるようになりました。哀しいかな、その声は全国に広がりました。「貧しさ」と「差別」の嵐が吹きあれています。」と言っているが、お前こそ差別を煽っているのだ、としか言いようがない。 辛は、主観的にはどうであれ、日人の聴衆・読者に、日人が朝鮮人のように扱われることはあってはならないですよね、と日人の差別意識におもねっているのである。「日

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    zaikabou
    zaikabou 2014/02/24
  • 私にも話させて

    新天皇の幼少期からの友人という小山泰生の著書『新天皇と日人』(海竜社、2018年11月刊)には、いろいろ注目すべき記述があるが、中でも興味深かったのは、以下の箇所である。 ・天皇明仁(書中では「今上陛下」。現在は上皇)は憲法違反の懸念があるのにビデオメッセージを放送した。「天皇の言葉で世論が動いたとき、内閣は動き、国会も呼応して、法律が一できあがった、この事実が重要なのです。これからも、そのときの世論が沸騰したならば、それに対しての天皇のお考えが内閣を動かしてもいいのではないでしょうか。つまり、今上陛下は、その前例を作ったのです。」(43~44頁) ・国会で可決された法律に憲法上の手続きの瑕疵があれば、日国憲法第99条の憲法擁護義務により、天皇は法理論上、法律の署名と交付を拒否することができる。法律が可決されたとしても、天皇がそれに署名しなければ、憲法上、その法律は成立しないのだか

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    zaikabou
    zaikabou 2013/12/10
  • @ProdigalSon_JPなる人物による私への誹謗中傷について(1) | 私にも話させて

    @ProdigalSon_JPというツイッターアカウントを持つ、「放蕩息子と青瓢箪」と名乗る人物が、私への誹謗中傷を行なっていたので、メールで問い合わせを行なった。公表されている情報によれば、この人物は、在日朝鮮人男性と結婚した日人女性とのことである。以下が、私が2月28日21時13分に、この人物のツイッタープロフィールで公開されているメールアドレスに送ったメールの全文である(一部のツイッターアカウント名を変えた。また、強調は引用者である。以下同じ。)。この人物の、はじめの二つの発言は、私を紹介する発言を引用(RT)した上での注釈である。 <件名:回答要求 「放蕩息子と青瓢箪」様 金光翔と申します。 さて、貴殿は、@ProdigalSon_JP とのツイッターアカウントの下、2012年2月27日に、私に関するいくつかの発言を行なっています。 「↓あああのキチガイさんか。悪いけど全然支援す

    @ProdigalSon_JPなる人物による私への誹謗中傷について(1) | 私にも話させて
    zaikabou
    zaikabou 2012/03/03
    金氏は、鬼に逢うては鬼を斬る 仏に逢うては仏を斬る という八面六臂なので、なかなか大変ですね
  • メモ21 | 私にも話させて

    ツイッターをいくつか見ていたら、「池田信夫的なものに名前をつけるとしたら?」などという問いに罵倒表現を使って答える、という遊びを何人かでやって盛り上がっていた。幼稚かつ醜悪なことをするなあ、と思ったら、この遊びを始めたのが、在日朝鮮人の学者だったので呆れ返った。この遊びには他の在日朝鮮人も参加している。 池田は無茶苦茶な主張を展開していることも多いが、その左派批判はしばしば正しい。池田は、マスコミやリベラル・左派があえて「空気」を読んで沈黙しているか、何らかの「空気」を作ろうとしている点を、身も蓋もないやり方でぽーんと衝くことがある(<佐藤優現象>の件や、岩波書店による私への弾圧の件も取り上げていた)。だからこそ、私のように池田の主張の大半には同意しない人間も、たまに池田のブログやツイッターを見るのであり、恐らくウェブ上の池田の読者はある程度はそうである。池田の方が、大多数のリベラル・左派

    メモ21 | 私にも話させて
    zaikabou
    zaikabou 2011/09/27
  • 「福島瑞穂と社民党は頑張った」論の悪質さ | 私にも話させて

    1. 社民党の連立離脱で歓迎すべきは、ここ数日間の、基的に報道価値など存在しない、社民党内部のゴタゴタのニュースの洪水が一段落してくれることであろう。もはや今国会で民主党が通したがっていた重要法案は、臨検特措法案も含めだいたい成立しており、郵政法案には社民党は協力する旨述べており、国会法改正は、社民党議員も法案の共同提案者であるから反対できるはずもなく、社民党の連立離脱云々に大した意味はない。連立離脱は、民主党内での鳩山おろしの動きとも連携しつつ行われているのであって、社民党が民主党の別働隊という性格は基的に変わらないだろう。 最近、地方在住の知人が社民党の人から聞いた話によれば、その地方では今や、当選の見込みがないから市議選にすら候補者を擁立できなくなっているらしい。各種の世論調査を見ても、社民党の支持率は低い。福島瑞穂も、このままでは参議院選の一議席(福島)の確保すら危ないと見て、

    「福島瑞穂と社民党は頑張った」論の悪質さ | 私にも話させて
    zaikabou
    zaikabou 2010/06/01
    『今「みんなの党」に流れている民主党への不満の声を社民党は一定吸収しえたはずであって』ないないw
  • ちくま・イデオロギー(1) | 私にも話させて

    2ちゃんねらーやネット右翼の思想的教祖を、小林よしのりとする見方がある。北田暁大が確かそうだった。2ちゃんねらーを彼のように「政治的ロマン主義」と見る立場(私には馬鹿らしく思えるが)に立たず、単純に右翼的な人々と見る人たちも、2ちゃんねらーは小林よしのりや西部邁らの右派系文化人に洗脳された人々と見る傾向があるのではないか。 私は違う認識を持っている。非常に大雑把かつ図式的に言えば、むしろ、2ちゃんねるやネットの全体としての右翼的な傾向を作ったのは、竹田青嗣や加藤典洋といった、90年代に筑摩書房などの出版物で活躍した文化人の影響を強く受けたコテハンや、ネット上の書き手の存在である。 あくまでも私の印象であるが、数年前の2ちゃんねるは、ネット右翼ばかりというよりも、むしろ、左派知識人や市民運動の諸活動を「ルサンチマン」として嘲笑・否定しはするが、「右翼」との距離を強調するようなコテハンが、雑多

    ちくま・イデオロギー(1) | 私にも話させて
    zaikabou
    zaikabou 2009/10/14
    あー、これは、なるほど
  • 「楽しくない」思想から「楽しい」思想へ | 私にも話させて

    ブックオフで105円で売っていたので、遅ればせながら『思想地図』創刊号(2008年4月刊)を買ってきたのだが、突っ込んでくれと言わんばかりの発言のオンパレードで笑ってしまった。刊行時に少し立ち読みして馬鹿馬鹿しさに放置していたが、こんなに面白かったとは。気が向いたときに、「一日一言」方式で取り上げることにしよう。 まずは第1回目である。「共同討議「国家・暴力・ナショナリズム」」(参加者は東浩紀・萱野稔人・北田暁大・白井聡・中島岳志。討議の日付は2008年1月22日)の白井聡の発言より(強調は引用者)。 「僕が思想について勉強を始めたのは、90年代後半です。で、いろいろと知識の摂取を始めると、入ってくるものの多くが左旋回したポストモダニズム思想だということになる。そんななかで、僕は漠たる不満を感じるようになってくるんですね。僕は当時、遅れてきたニューアカ少年的なところがあって、いわゆるニュー

    「楽しくない」思想から「楽しい」思想へ | 私にも話させて
    zaikabou
    zaikabou 2009/10/13
    思想がモテアイテムだったころを懐かしんでも…というお話。今、モテそうなのって小熊英二くらいか
  • 「反日上等」論議について(1) | 私にも話させて

    1. このところ、ネット上で、在特会への抗議デモにおける一部参加者の、「反日上等」というプラカードが論議を呼んでいる。こうした行動は、生命すら脅かされている外国人やその支持者にとっては、迷惑極まりないものだ、というのだ。 ネット(特に「はてな」)界隈の議論にはあまり関わらないことにしているのだが、この議論は大規模かつさすがに酷いと思っていたので、近々まとまったものを書こうと思っていた。だが、この件について論じようとすると、ものすごく基的なところから説明しなければならないので、面倒でかまけてしまっていた。 ところが、そのあたりも説明してくれている、大変よい文章が現れたので、私が長々と書く必要もなくなったようである。深海魚さんというブロガーの方のものだ。 http://sillyfish.blog2.fc2.com/blog-entry-723.html的なことは、上の文章でほぼ言い尽

    「反日上等」論議について(1) | 私にも話させて
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    zaikabou 2009/07/13
  • 私にも話させて : なぜ過去の罪を「天皇制」のせいにして「日本人」を救わなかったのか

    gskim2000@gmail.com   金光翔と申します。韓国国籍の在日朝鮮人三世です。1995年のマスコミ報道はオウム真理教一色だった。そのとき浪人生だった私が、報道の中で一番衝撃を受けたのは、当時読んだオウムの憲法案(だったと思う)に、「「日」という国号は、天皇統治と切り離せないため、国号を「真理国」と改める」(大意)という条文があったことである。 「日」という国号云々は網野善彦あたりの影響だろうが、私が驚いたのは、この「日」と呼ばれる「国」土の上で展開される運動で、「日」とは別の「くに」をつくることを志向する構想が存在しうるし、存在したことである。 さて、西尾幹二は、加害の罪に関する戦後ドイツ歴史認識について、「日では賞賛されているが、ドイツ人は過去の罪をヒトラーとナチスに押し付けて、自分たちを救おうとしているのだ」(大意)とよく語っている。『マンガ嫌韓流』にも、有名

  • 朝鮮総連の資産凍結について | 私にも話させて

    1. 麻生政権は、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)がミサイルまたは人工衛星を発射した場合、朝鮮総連の財産の凍結処分を行う方針を固めたという。 http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090306/plc0903060120000-n1.htm この件に関しては、吉田康彦が早くにコメントを出し、「在日朝鮮人の生活と人権のさらに圧迫する非人道的措置」として批判している。だが、どうせ大多数の日の左派は黙認するだけだろう。 http://www.yoshida-yasuhiko.com/ それにしても、ついにここまで来たか、というのが第一報を聞いた感想である。朝鮮総連が何か犯罪を犯したから、という理由ですらなく、外交関係上の「国益」の観点から、資産を凍結するというのだ。在日朝鮮人の「人権」は、はじめから考慮の対象にすらなっていない。さらに言えば、これは吉

    朝鮮総連の資産凍結について | 私にも話させて
    zaikabou
    zaikabou 2009/03/09
  • 護憲派ポピュリストおよび「護憲派のポピュリズム化」について | 私にも話させて

    年末に何気なく「愛川欽也 パックインジャーナル」(朝日ニュースター)を見たら、「ソマリア沖海賊対策に自衛隊派遣」をテーマとした討論をやっていた。 http://asahi-newstar.com/program/packin/onair/081224-007597.html 司会の愛川(キンキン)は護憲派らしい(例えば、このインタビュー参照)。愛川はこの日、<派遣に反対したら、政府が憲法解釈を変更して、集団的自衛権の行使を容認する新法が制定されかねないから、現行でも派遣可能とすべきだ>といった趣旨の主張をしていた。めちゃくちゃな法感覚に笑ってしまったが、別にこれは愛川だけがおかしいのではなく、現在の護憲派ジャーナリズムの大多数の関係者、発言者は、来はこういった主張になるはずである。「対テロ戦争」自体への批判的認識はほとんど持っていないのだから。現に、『金曜日』編集委員の落合恵子もその場に

    護憲派ポピュリストおよび「護憲派のポピュリズム化」について | 私にも話させて
    zaikabou
    zaikabou 2009/01/21
    読み物としちゃ面白い
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