タグ

ブックマーク / www.10plus1.jp (7)

  • 想像力という理路──「黄金町バザール」と都市再開発をめぐって

    アートによる街の再生 「黄金町バザール」は、神奈川県横浜市中区の黄金町一帯で、アートによる街の再生を目指して2008年より開催されているアートフェスティバルである。NPO法人「黄金町エリアマネジメントセンター」が、毎秋、国内外のアーティストや建築家、デザイナーを招いて展覧会やワークショップを催している。特徴的なのは、「黄金町バザール」とは別に、同センターが通年のプログラムも数多く実施している点だ。アートや建築についてのオルタナティブスクールである「黄金町芸術学校」をはじめ、子ども向けのワークショップやフリーマーケット、チャリティイベントなどを頻繁に実施しているほか、近年では空き店舗をスタジオとして活用するアーティスト・イン・レジデンス事業も手がけている★1。特定の地域を拠点に、これほど持続的かつ幅広く活動しているプロジェクトは珍しい。同じ横浜市で催されている国際展「ヨコハマトリエンナーレ」

    想像力という理路──「黄金町バザール」と都市再開発をめぐって
    zaikabou
    zaikabou 2016/02/03
    2013年の文章
  • 都市景観と巨大建築

    巨大さについて 巨大さというテーマについて、まず筆者の著作『新宗教と巨大建築』(講談社、2001年)から話を始めたい。博士論文をもとに書かれたこのでは、実は当初、論文と同じタイトルの「新宗教と建築」になるはずだった。しかし、印刷を間近に控え、確か営業部からの意見だったと記憶しているが、「巨大」の二文字を入れたいという要望が伝えられた。言うまでもなく、その方が書名はインパクトをもち、売上げに貢献するからという判断である。筆者は即答せず、二、三日ほど悩んでから、結局、この提案を受け入れることにしたが、専門書ではなく、新書という多くの人が手にとるタイプのでは、やはりこの方が注目されやすいのだろう。むろん、やや品がないこの言葉には、一般の人がなんとなく抱いている、新宗教はいかがわしいもの、というステレオタイプのイメージを呼び起こすはずだ。もっとも、このでは、きわめて真面目に新宗教の建築を分析

    都市景観と巨大建築
    zaikabou
    zaikabou 2013/12/09
    五十嵐太郎
  • 放射性廃棄物はどこに隠されているのか? ──『チェルノブイリ・ダークツーリズム・ガイド』

    先ごろ閉幕した「あいちトリエンナーレ2013」で、もっとも話題を集めたのは、建築家の宮佳明の作品だろう。会場の愛知芸術文化センターの建物内にカッティングシートのラインテープを貼り巡らせることで福島第一原発3号機の原子炉を原寸大のまま再現した《福島第一さかえ原発》と、福島第一原発の建屋に木造の屋根をかぶせた模型《福島第一原発神社》を発表した。前者は今や肉眼で見ることが極めて難しい同原発の炉心のサイズを体感できるインスタレーションとして、後者は今後の廃炉作業も見越した現実的な提案として、来場者に大きな衝撃を与えていた。同時代を表現するはずの現代アートの美術家たちが福島第一原発については軒並み足踏みをしている現状を顧みれば★1、まさしくこの時代を鋭く表現してみせた今回の宮の作品の功績は甚だ大きいと言わねばなるまい。 注目したいのは、宮が福島第一原発に向き合ったとき、表現手段として神社を選択

    放射性廃棄物はどこに隠されているのか? ──『チェルノブイリ・ダークツーリズム・ガイド』
    zaikabou
    zaikabou 2013/11/04
  • 東京駅──再生と復元の美学

    復原された東京駅を実際に見て 藤森──まさかこういう日が来るとは思ってなかったですよ。感動しました。とにかく壊されるのをい止めるのに精一杯で力尽きちゃっていて。驚いたのは、昔は結構雑然とした駅周辺と背後の光景だったのに、周りにボンボン新しいビルができていたことです。実はあれがかえって東京駅にとって良かったと思いました。みんなが辰野金吾(1854〜1919年)の横綱土俵入りを迎える観客のように見えました。三菱地所は無色の灰色建築をつくっていますので、おかげで邪魔にならなかった。あの周りの空間は100%ひとつの美学、三菱地所スタイルで管理されたオフィスビルで囲まれていてすごいですね。あそこに個性を主張したがる建築家が何か建ていたら相当違っていたと思いますよ。 清水──今までより周りがすっきりしたので、こんなに長い建物だったのかと驚きました。超高層が横になっているようなスケール感ですね。 藤森

    東京駅──再生と復元の美学
    zaikabou
    zaikabou 2012/12/26
  • 特集:都市計画とアートプロジェクト アートによるまちづくり ──十和田と横浜の場合 - 10+1 web site|テンプラスワン・ウェブサイト

    トーク「建築の感情的経験」(渋谷区・2/19) レジデンス・プログラムを通じてオランダより招聘しているアーティスト、ペトラ・ノードカンプによるトー... シンポジウム「建築デザインにおいてテクノロジーという視点は有効か」3/7・新宿区 日建築学会建築論・建築意匠小委員会では、テクノロジーの発展が建築家とエンジニアの協働にどのよう...

    zaikabou
    zaikabou 2009/06/07
  • Villa Giulia

    最終回 フィレンツェのミケランジェロ建築[79点収録] [撮影者:菅野裕子(横浜国立大学大学院特別研究教員)] 199 インドのバンガロー [撮影者:土岐文乃(東北大学助教)+宮原真美子(日女子大学助教)] 198 西河村の伝統的風景 [撮影者:前田冴(東北大学大学院)] 197 ネパールの現状と被災状況 [撮影者:吉川彰布(一般社団法人ヒトレン)] 196 インド [撮影者:吉川尚哉(東北大学大学院)+川崎光克(東京大学大学院)] 195 あいち建築──名古屋スリバチ学会編 [撮影者:水野晶彦(名古屋スリバチ学会)] 194 あいちトリエンナーレ2016 [撮影者:水野晶彦(あい撮りカメラ部)] 193 エチオピア [撮影者:松宮かおる(Architect/株式会社毛利建築設計事務所海外設計部)] 192 スリランカ [撮影者:田中良平(東北大学大学院)+楠田博子(東北大学大学院修了)

  • 10+1 web site|テンプラスワン・ウェブサイト

  • 1