外資系ITベンダーで社長交代が相次いだ 2014年12月の衆院選では、驚きの交代劇はほとんど見られなかった。しかしながらIT業界に目を向けてみると、2014年は外資系IT企業のトップ交代が相次いだ年となった。 まずは、3月に日本HPの社長を退任した小出伸一が、4月にセールスフォース・ドットコム日本法人の代表取締役会長兼CEO(最高経営責任者)に就任したのには驚かされた。長く社長を務め日本法人の成長を牽引してきた宇陀栄次氏は社長を退任、日本法人の前シニア・バイスプレジデント兼エンタープライズ営業担当であった川原 均が同社の取締役社長兼COO(最高執行責任者)に就任。ちなみに、このタイミングで取締役相談役となった宇陀氏だったが、その職も年内で退任することになるようだ。 セールスフォース・ドットコム日本法人の代表取締役会長兼CEOに就任した小出伸一氏 2013年8月に突然の退任となった日本オラク