新潮社の月刊誌「新潮45」2018年8月号に自民党の杉田水脈衆院議員の寄稿文「LGBT支援の度が過ぎる」が掲載され、大きな波紋を呼んだ。その内容にSNS上でいち早く反応したのが、レズビアンとしてカミングアウトしている立憲民主党の尾辻かな子衆院議員だった。尾辻氏に杉田氏の寄稿文問題が意味するところを聞いた。 尾辻 かな子 OTSUJI Kanako 衆議院議員。立憲民主党大阪2区総支部長。1974年生まれ。同志社大学商学部卒業。大阪府議会議員だった2005年に『カミングアウト~自分らしさを見つける旅』(講談社)を出版。レズビアンであることを公表した。07年、参議院比例区に民主党から立候補、13年に繰り上げ当選し、同性愛者であることを公にしている日本初の国会議員に。17年から現職。 現実とずれる議論 尾辻氏は杉田氏の寄稿文を読み、ツイッターにこう書き込んだ。 〈杉田水脈自民党衆議院議員の雑誌「